お風呂場に置いてある一株の植物に
真っ白な花が鈴のように垂れ下がって咲いていた。
湯船に浸かりながらぼんやりと眺めていたら、
花が話しかけてくれた。
赤と緑のつぼみに覆われて開花しようとする花、
真っ白に満開の花、
茶色にくすんで枯れ行く花、
どの花もそれぞれに美しい。
育つ花、
咲く花、
枯れる花、
それぞれにドラマがあり美しい。
満開に咲いた花だけが花ではないんだよと、
湯煙の中から話しかけてくれた。
今日の僕は、
どんな花何だろうと考えながら、
真っ白なシャンプーで
体を覆った。
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