禁じられた遊び 2008-03-06 22:57:48 | インポート 子供たちの成長の中で、欠くことのできない学習がある。 遊びである。 親や先生達が導いて遊ばせる遊びではなくて、自由奔放に子供たちが思うがままに遊ぶ遊びである。 子供たちは、遊びの中から生きる術を見出す。 人となりを学習する。 危ないとか、汚れるとか、過剰な衛生感とか、不良になるとか、勉強をしてもらわないと困るからとか、子供たちから遊びを取り上げてしまった罪は大きい。 動物園の檻の中に入れられた動物のように、自らの力で生き残るための選択は取り去られた。 完全に自由の遊びを取り上げられた。 公園にも、学校にも、子供たちが思いっきり遊べる場所は少ない。 ビルの隙間や駐車場、デパートの片隅など、親や大人の目を盗みながら、闇の中を走り過ぎていく子供たちを責めることはできない。 本来の遊びを忘れてしまった子供たちは、パソコン・携帯・ロボットと文明の機器の奴隷になりつつある。 遊びを封印してはいけない。 禁じられた遊びの時代から一日でも早く解放して、 子供たちの元気な笑顔や笑い声が、 野原の花々のように 自由に咲き乱れる環境を造る必要がある。