こんにちは。
勝つために、チームワークは欠かせないと思います。
何でだろうかと自分なりに考えてみますと
結局は一人では勝てない。一人頑張っても、一人分の力にしかなりえない。
チームの全員が同じ方向を向き努力するからこそ、チームは力を発揮する。
マネージャーがいなかったら、漕手が如何に練習をハードにこなしても、食べるご飯を自分で用意しないといけない。ビデオを撮ってもらわなかったら、自分がどういう漕ぎをしているのか、客観的に見ることができない。そういう風に考えると漕手が速くなるのは、陰で支えてもらっているからだと言える。だからといって漕手が偉いのでも、マネージャーが偉いのでもないと思う。
皆同じ立場にいて、役割が違うだけだと思う。だからどのパーツが欠けてもいけない。そういう自覚を持たないといけない。自覚を持たせないといけない。自覚を持たせるのは主将の役割であると思う。しかし主将一人でもどうにもできないこともある。その時は最高学年全体の役割になる。そして、学年が上がるにつれて、責任は増してくる。それは当たり前のことだと思う。なぜなら、上級生はその部に下級生より長くいて、部活が目指しているもの、目指すべきものをよりよく認識しているし、伝えてもらったことを次の代へと伝えていく使命があるからだ。同期の西間(4)が艇上でこういった。「手段が目的になってはならない。目的を達成するために手段があるのだ」と。とても的確な意見だと思う。。これはボートのみならず、すべての人間生活に当てはまることだと思う。どう(目的)したいから、こう(手段)するという風に目的がなければ、イメージを伝えることもできないし、どこにたどりつくこともできない。正確にはできるはずがない。話は飛ぶが、自分はボートが下手である。でも上手くなりたい。だからボートを漕ぐ。目的は上手くなること、上手くなってインカレで最終日にエイトで出て、自分のすべて持っているものを出し切ることである。そのために練習をする。ではどういう練習をしなければいけないのかと考える。常に正確に自分の漕ぎやクルーの漕ぎのイメージをすり合わせることが大切だと思う。今までやってきたこと、チームとしてやってきたことは間違っていないとおもう。ユニフォーミティーの統一、意見を言いやすい環境を作り出すことなど。ここにさらに何を加えなければいけないのか。それはチームワークだと自分は主張する。チームワークを機能させて、抜け目のない組織にしたい。何故か。同じ喜びをチームメイトと分かち合いたい。女子が勝ったら、男子が涙を流し喜び、男子が勝ったら、女子が涙を流し喜ぶ。それは言いすぎかもしれないが、チームを愛せていたら、自然とそうなるんじゃないかとおもう。マネージャーのために戦う、漕手が勝てるために精一杯サポートをする。共に支えあって、これから成長していく。
そんなチームにしたいと今おもいます。そのために動くのが、自分の果たす最大かつ最高の仕事であり、使命であると思います。そうすれば必ずではありませんが、きっと勝てるチームになると思います。チームワークを良くする。その目的は、勝利を得ることと同時に、勝利した時に、同じ喜びを共に分かち合いたいからです。
北大漕艇部のために、みなさんよろしくお願いします。
北大の方でも、その他大学の方でも、ボートを知らない方でも、このブログを読んでくださった方が、北大漕艇部を強くする方向へ、チームワークを築き上げる方向へ力を貸してくださることを願い、このブログを記すに至りました。
北海道大学漕艇部
第六十八代主将 的場俊樹