お世話になっております。三年目漕手の青木真太郎でございます。
今回は、乗艇解禁の喜びをしたためようと思い、このブログを書いています。
ここまで本当に長かった。冬練開始から数えて実に8カ月ぶりの乗艇です。
今週の火曜日に初めて水上に出て、部員同士で日程を調整しながら木曜日、金曜日と漕ぐことが出来ました。もちろん、漕ぐのはシングルです。
火曜日の乗艇の時はリグ出艇でしたが、フラットやら、つながりやら、あまりに久々でぐちゃぐちゃになっていました。「8か月でこんなになるのか……」といった衝撃をうけました。
木曜日は火曜日の反省を踏まえて、ノンフェザーで1時間以上漕ぎ続けました。自分の思う通りにフォワードできないのでかなりフラストレーションがたまりそうですが、水上に出られたことがよほどうれしかったのでしょう、あっという間に練習時間は過ぎていきました。
金曜日はフェザーを返しながら1時間以上漕ぎました。ノンフェザーの効果が出たのでしょうか、フラットが比較的取れるようになり、パワーも出せるようになってきました。次の課題は大きく漕ぐことです、陸監の岡崎さんに「漕ぎが小さい!」といわれて気づくことが出来ました。どこかでまだ沈の恐怖があったようで縮こまった漕ぎになっていたようです。「大きな漕ぎ」はすぐには会得できない、とのことなので当面の課題として漕いでいこうと思います。
シングルは孤独ですが、その分自分としっかり向き合えるので、ボートを忘れかけていた僕の体にはぴったりのトレーニングだったと思います。
ただ、エルゴと違ってなかなか心拍数が上がらないので、そこは工夫のしどころかな、と思っています。
漕いでいる僕
実は、練習以外にも部活に参加する場面が増えました。それは、モーターボートの運転です。
「漕手なのに何を言っているのか」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
話は今年の1月くらいにさかのぼります。あるとき、同期が「ボートの免許(小型船舶)を取らないか」と誘ってきてくれたのです。以前からちょっと船の免許に興味があった僕は二つ返事で免許を取ることにしました。相談の結果取る免許は「階級が上のほうがいい!」ということで小型船舶一級免許に決まりました。数回の講習と免許取得のために小樽にかよい、今年の3月に無事、免許を取得しました。
取ったのは、いいものの「使う機会がないなー」と思っていたところに練習再開。しかも、シフト制なのですべての練習に参加するわけではない。つまり、モーターボートに乗る機会がある。しかも、モーターボートを出せる人間が増えればマネージャーの負担も減る。まさに一石二鳥!と思い、主務の門野さん(4)に相談の上、週1回をベースにモーターボートを操縦させていただけることになりました。脱ペーパードライバー!
というわけで、さっそく今週の水曜日にバラトで初、モーターボートから他の部員の練習を見ていました。ビデオよりも近くで見ることができるので、細かい動きまでよく見えます。水上から色々コメントができるのは結構ありがたいので、何か気づいたことがあれば、どんどん言っていこうと思いました。それが活用されるかどうかは漕手次第なので何とも言えませんが……。
とにかく、バラトの水の上に戻ってくることが出来ました。ここまで様々な方の支援を戴いてここまでくることが出来たと思います。本当にありがとうございます。
ここからは、僕ら漕手が頑張って、試合で勝って、恩返しをする番かな、とひそかに思っています。偉そうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。