語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【立花隆】『戦争を語る』 ~中国からの引き揚げ~

2016年08月01日 | ノンフィクション


 本書は、立花隆が東京大学と立教大学で長年取り組んできた「デジタル・ミュージアム 戦争の記憶」【注】の、一部をなすものとして構想された「立花家の戦争の歴史」の一部抜粋版だ。
 <いま、戦争のことを知っている人が世の中からどんどん消えて行く中で、少しでも戦争の記憶を世の中にとどめるために>(第4章)という思いから刊行された本書は、立花隆の自分史の一部であるとともに、戦争という普遍的な問題に対する一家族の証言でもある。
 本書は4章で構成される。
 第1章 少年・立花隆の記憶
 第2章 「戦争」を語る、「戦争」を聞く
 第3章 おばあちゃん引き揚げ体験記(文・橘龍子)
 第4章 [立花家座談会]敗戦・私たちはこうして中国を脱出した

 【注】「デジタル・ミュージアム 戦争の記憶

□立花隆『戦争を語る』(文藝春秋、2016)
     ↓クリック、プリーズ。↓
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ  人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。