本書は、立花隆が東京大学と立教大学で長年取り組んできた「デジタル・ミュージアム 戦争の記憶」【注】の、一部をなすものとして構想された「立花家の戦争の歴史」の一部抜粋版だ。
<いま、戦争のことを知っている人が世の中からどんどん消えて行く中で、少しでも戦争の記憶を世の中にとどめるために>(第4章)という思いから刊行された本書は、立花隆の自分史の一部であるとともに、戦争という普遍的な問題に対する一家族の証言でもある。
本書は4章で構成される。
第1章 少年・立花隆の記憶
第2章 「戦争」を語る、「戦争」を聞く
第3章 おばあちゃん引き揚げ体験記(文・橘龍子)
第4章 [立花家座談会]敗戦・私たちはこうして中国を脱出した
【注】「デジタル・ミュージアム 戦争の記憶」
□立花隆『戦争を語る』(文藝春秋、2016)
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