語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】長寿の人たち

2017年12月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 江戸時代の元祖健康本「養生訓」の著者、貝原益軒(えきけん)【注】は、幼少期から50歳ぐらいまでは体が弱く、むしろ病気がちだったそうだ。自分で学んだ医薬と健康の知識をもとに、長年かけて病弱な体質を克服し、84歳で「養生訓」を書いたという。
 2013年に107歳で没した昇地(しょうち)三郎氏(福岡教育大学名誉教授)は、亡くなる直前まで講演活動などで世界各地を飛び回り、106歳で「公共交通機関を利用して世界一周をした最高齢者」としてギネス世界記録に認定されている。私は昇地氏が100歳を超えてからの講演を拝聴したことがあるが、子ども時代は非常に病弱で、母の一口30回かみなさい」という教えを守ってきたといっておられた。また、70代から総入れ歯にされたというが「自分に合う入れ歯にすれば何でもかめます」といっていたのも印象に残っている。
 このような人たちは特別なのかもしれない。若い頃から病弱でも長生きができるということは、多くの人を勇気づけるのではないだろうか。

 【注】
【健康】ウォーキング

□南雲つぐみ(医学ライター)「長寿の人たち ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月12日)を引用
     ↓クリック、プリーズ。↓
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ  人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【保健】米砂糖業界の苦々し... | トップ | 【佐藤優】『悪の指導者(リー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療・保健・福祉・介護」カテゴリの最新記事