お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

壁の男

2018年07月12日 | 本紹介


例によって、図書館でお借りした、貫井徳郎さんの著者

人は悲しみをかかえながら、生きている。
読みながら、何度も泣いてしまいました。

主人公のお母さんの言葉が素敵です。

「才能のある人の方が偉いしすごいから、才能のない自分は価値がない。そう思っているんじゃないの。でもそれは大きな間違いよ。」

「有名な人は偉いの?」

「金持ちは偉いの?」

「才能の有無と、その人の価値は、まったく別の問題なの。才能があるからって、ただそれだけで人の価値が決まるわけじゃない。何をしたかが大事なのよ」
コメント
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