スイス・アルプスの、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山への足がかりグリンデルワルトに5泊し、マッターホルン Matterhorn の麓の村、ツェルマット Zermatt に5泊する。
シャレーは、もともと山小屋という意味だそうだが、実際は小さなホテルになっている。そして、建物の形式はけっこう厳しい規制があって、細かく見ると州(カントン)によって多少異なるらしいが、私の目からはどこもほぼ統一された外観になっていた。
例えば、窓には花を飾らないといけない規則があるが、飾られている花はゼラニュームが多い。色が鮮やかで、一日一回水をやるだけで丈夫なことが好まれる理由だが、スイスでは冷房がない家がほとんどなので、暑い日は窓を開けて風を入れる。ゼラニュームはにおいがあるので、虫が入らなくなる効果があることも好まれる理由だそうだ。
狭い駅前通りバーンホーフ通り Bahnhfstr. は観光客でごった返していて、両側には土産物屋、レストラン、時計屋などが並ぶ。建物の切れ目には、倒れこみそうなすぐ近くに、険しい山々が見える。
マッターホルンも頂上部だけがところどころから見える。
スイスを代表する花、エーデルワイスEdelweiss を一株約200円で売っていた。山で自生するエーデルワイスを見つけられることはまれだという。
通りは石畳が多い。適当にカットした石をどんどん並べて、見事な波模様の石畳を作っていく。
アパートメントホテルに居ると、カラコロカラコロとカウベルCowbell の音がする。下をのぞくと、ヤギの行進だ。そういえば、ガイドの人から村はずれの放牧場へ、朝晩、ヤギが移動すると聞いた。角つき合わせてケンカした二匹が付き添う赤い上着と帽子の牧童?に棒で叩かれていた。
ヤギの行進の後を歩くと、点々とナニが落ちている。新鮮なので踏むと靴に挟まってなかなかとれない。
欧米の、と言っても知っているのはオーストラリア、カナダとここスイスだけだが、犬は大型犬が多く、よく訓練されていて飼い主の言うことを良く聞く。ただし、日本のように散歩のときに袋を持ち、ナニを飼い主が始末する習慣はないようだ。村の道端で下の写真のようなナニ用の袋を見つけた。
昔は日本でも道によく大きなナニが落ちていて、誰かが踏みつけて一部、平になっていたりした。そして、そこから、点点々と必死にこすりつけて、徐々に少なくなるこすり付けられたナニの残骸が続いていたものだ。おもわず、その姿が思い浮かんで、笑ってしまう。人の不幸は私の幸せだ。
村の南端にあるアパートメントホテルの前の道路から見上げるとマッターホルンの威容が眼前に見える。
しかし、雲が出て、まったく見えない日もある。
アパートの部屋の窓からは、マッターホルンは見えないのだが、反対の西側にDom 4545m が見える。
山の上には Trockensteg ?や、 Furi ?のロープウエイの駅が見える。
ツェルマットの村の斜面には点々とシャレーが並ぶ。
明日からは、展望台めぐりや、トレッキングだ。
マッターホルンを見ると、スイスの食品メーカー「ネスレ」、古い人間には「ネッスル」の方がお馴染みだが、のインスタント・コーヒーの写真を思い出すのだが、記憶違いだろうか。
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