28回に分けてアップしてきたスイス旅行報告も、スイスについての雑記の今回で最後。
国名
スイスの正式国名は、ドイツ語、フランス語、イタリア語で異なる3種があるが、国連に登録されているのはラテン語で、コンフェデレシオ・ヘルベシア Confoederatio Helveticaだ。略号はCH。
行政区分
行政区分は、独立性の強い26のカントン州(内3つは半カントン)に分かれている。州毎に法律がかなり異なる。
通貨
通貨単位はスイスフラン( CHF/SFr ) で、補助単位はサンチーム(Ctフランス)またはラッペン(Rpドイツ)。CHF1 = Ct100 = 109円(2008年7月初め)
CHFのCHはスイスの国名コンフェデレシオ・ヘルベシア。
紙幣は、100CHF、50CHF、10CHF。同じようなデザインだが、青、緑、黄と色が異なり、数字も大きくわかりやすい。
コインは、5FR、2Fr、1Frは区別つきやすい。それ以下の小銭は50Ct、20Ct、10Ct、5Ctとあるが、1/2Frが50Ctで、20Ctや10Ctより小さく支払い時に混乱する。
永世中立国
スイスは永世中立国として知られ、EUに加盟していない。しかし、2002年3月国民投票により国連への加盟賛成が反対を上回り、9月の総会で190番目の国連加盟国となった。
徴兵制
19歳から45歳の男子は徴兵される。最近、理由があれば良心的徴兵拒否も認められ、ボランティアなどで代替できる。46歳以上はいざと言うときには徴兵される。
将軍などを除き職業兵士はいない。常時は職業を持っていて、決められた期間だけ訓練に参加する。銃は個人で管理する。
最後の訓練として、25人で50kmの歩行訓練が行われる。このためにつくられたのがアーミーナイフ。
以下、たまたま気づいた点を挙げる。
物価
ごくおおざっぱに言って、為替水準にもよるが、日本より高いと思う。例えば、スイスはブロイラーでなく地鶏とはいえ、玉子が一個100円だ。日本の30円の3倍とは。
コンセント
電圧は220Vで、コンセントは3本足で、旅行案内書には2本足のB,Cタイプのプラグが使えるとあった。しかし、持参したプラグのうちピンの細いものは刺さったが、わずかに太いタイプは刺さらなかった。
シャワー
シャワーのあるバスタブはカーテンでなくガラスで洗面所と仕切られていた。ビショビショになるカーテンより使いやすい。
また、シャワーノズルは上下、左右、回転と自由自在に調節可能で、はずして手で持つこともできる。他国でノズルの高さが高い位置に固定されていて使いにくかったのに比べると快適だった。
これらは、スイスでの3箇所のホテルともほぼ共通だった。
紅茶
我々の最近行った国で、紅茶の種類をいろいろそろえているのはオーストラリア、同じ英連邦でもカナダはアメリカの影響か、あまり種類がなかった。スイスも2箇所で紅茶を注文しただけだが、ただ、Teaとあるだけだった。
最初は、ティーバッグと皿で蓋をしたお湯が出てきた。
次の店では、紅茶を二つの半球の網で押さえたものがお湯に入って出てきた。これを取り出してミルクと砂糖を入れて飲む。この形は日本でもある。
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