hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

フルカ峠とローヌ氷河

2008年07月30日 | スイス


11日は一日、山の上の方に雲がかかっていた。私たちは休養日として、ツェルマット村をぶらぶらし、12日の移動に備え荷物の整理などのんびり過ごした。
12日は、ツェルマットから列車でテッシュTaschに出て、バスでローヌ氷河Rhoneglescherに向かった。

途中、ツェルマットとサンモリッツを結ぶ氷河急行の路線と並走する。新フルカ・トンネルの開通によりこの氷河急行のローヌ氷河を眺める路線は廃止になった。旧線からの風景を惜しむ声が高く、ベトナムに売り払われていた当時のSLを買い戻し、フルカ山岳鉄道として開通した。
ローヌ氷河の手前でバスから走るSLが見えた。昔、汽車がトンネルに入ると、あわてて窓を閉めたのを思い出す。




谷の向こう側にローヌ氷河が見えた。というより、氷河はかすかに上部に見えるだけで、すっかり後退して岩山になっている。




日光のいろは坂のようなつづら折を登り、氷河の入口の売店に着く。





氷河は上の方にずっと後退している。




端はここになる。




そして、水となって岩山をくだり、





谷のはるかかなたに流れていく。




このあと、バスは霧で見通しのきかない狭い道のフルカ峠Furkapassを、車を延々と引き連れて越した。フルカ峠は、地中海と北海の分水嶺だ。

今晩はルツェルンLuzernに泊り、13日の朝チューリッヒ空港からアムステルダム経由で成田へ向かう。
  


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