hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

2種類の船旅

2007年10月27日 | 海外
船旅には、海の船旅と河の船旅がある。

船旅といえば、豪華客船で毎夜毎夜のタキシードとドレス姿でパーティという海のクルーズで、私たちには縁のないお金持ちの贅沢と思っていた。
しかし、そのほかに、飛行機で外国まで飛んで、そこでホテル代わりの河船に乗り、河を移動しながら景色を眺めたり、下船して見学したりする河の船旅があるという。
両方の旅行説明会があると聞いて、出かけた。

旅行会社は、多少金はかかるが年寄り向きのゆったりプランのニッコウトラベルだ。会場に着くと、周りは高齢者が多く、私たちが若者に思える。各地の旅行プランの説明が始まると、「○○はもう行ったしなあ」、「そうそう、そうだった」などつぶやきが聞こえる。世界各地に旅行し、そして今はクルーズという人が多いのだろう。ツアーコンダクタの人と親しげにあいさつする人も多かった。

海の船旅
最近の豪華客船は、特に米国の船はカジュアルで、パーティのときにも普通のスーツなどで十分な船が多いという。動くテーマパークと言えるほどいろいろな楽しみごとがあるという。
地中海などのクルーズが多いが、飛行機(ビジネス)でハワイに飛び、ハワイ4島を船で回る10日間のプランもあった。
この会社のプランでは、必ず浴槽付き客室になっていた。日本人は、とくに年寄りは2週間以上もシャワーだけでは耐えられないのだろう。
最新の航行設備を備えた10万トンクラスの大きな船でも、やはり外海はかなり揺れることがたまにあるという。また、日本人の添乗員がいても、そもそも乗客は外国人が主体で食事時のテーブルなどは日本人だけで固まるのだろう。
大体が10日から20日間で50万円から80万円程度と、お高く、私たちには縁がなさそう。郵船クルーズ社の飛鳥Ⅱでも海外だと150万円以上、102日間世界一周だと最低でも350万円とまるで夢。ただし、この料金はすべてを含み、追加料金なし。


河の船旅
この会社ニッコウトラベルは、セレナーデ号という1500トンと1700トンの河船を持っていて、黒海からオランダまで運河で結ばれるドナウ河、ライン河、マイン河を行き来している。
客室は16m2の広さがあり、全室、大きな窓、浴室付きで、河なのでまず揺れることはないという。食事も日本人主体なので、和食もある。糖尿病の人のための食事もあるというところが年寄り向けで素直に喜べない。

河の船旅の良いところは、荷物は船室に置きっぱなしで、移動中も両岸の風景をのんびりと眺めることができ、停泊して観光地を見学するときも、長時間のバス乗車はなく、マイペースでよく、船で休んでいてもよいという点だ。

中世古城を河から見るコース、ドイツ、オランダを見たり、スイス旅行と組み合わせたりと、10日間から14日間の各種プランがあり、45から60万円とやはり多少高い。この場合も追加料金はなし。

もう少し年取ったら、身体が楽な、河の船旅も良いかなと思った。



コメント
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