hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

プリンス・エドワード島 (1) シャーロットタウンへ

2007年10月10日 | カナダ東部

ケベックからモントリオールで乗継、プリンス・エドワード島( Prince Edward Island、略称 PEI )のシャーロットタウンCharlottetownへ行った。いずれもエアカナダの飛行機はCRJ 100/200 Series の地方用ジェット機だったが、40-50人乗りと小さく、なによりもボンバルディアBombardier と書いてあるのが気になる。
私たち以外にアジア系はいなかった。



荷物は移動台みたいなもので運んでいるし、止まっているときは運転席が丸見えだ。




少し雲があるが、プリンス・エドワード島が見えて来た。




畑の中にポツンポツンとかわいい家が見える。島の土は鉄分を多く含むので赤い。この鉄分がジャガイモの生育に良く、ジャガイモは名産品だ。確か、赤毛のアンのマシューはジャガイモを栽培していたのでは。
ジャガイモは連作を嫌うので2年間はジャガイモを作らず、麦などを植えるので、畑がパッチワークのように違う色でつぎはぎになっていて、赤い土とともに美しさを増している。



プリンス・エドワード島はモントリオール、ケベックなどと時差が1時間あり、飛行機の中で時計を合わせる。私の時計は世界の主な地域に自動的に対応する最新の電波時計なのだが、電波を自動受信する時刻、場所が限られているので、結局いつも飛行機の中で自分で時差表を確かめ、複雑な手動操作をして現地の時差に合わせることになる。この電波時計は失敗だった。竜頭を回す方が圧倒的に簡単で便利だ。

シャーロットタウン空港は搭乗口も到着ゲートの一つの小さな地方空港だ。旅行社の車で南に約8km走りシャーロットタウンのダウンタウンに着く。



ショップやレストランがある主な道路は、Queen St. だが、道路の広さにくらべ店はポツポツとあるだけだ。赤毛のアンがごくたまに町に出てきて、興奮したのがこのシャーロットタウンのQueen St. なのだろうか。Grafton St. との角にはコンフェデレーション・センター・モールがあり、80くらいのテナントが入っているという。



下の写真はホテル前のQueen St.と直交し港近くを走る Water St. だ。


高い建物は港近くの宿泊した Delta Prine Edward ホテルと、教会くらいだ。ホテルから北西を見た写真が以下で、ダウンタウンといっても規制があり落ち着いて静かな町だ。地元の人が買い物をするモール、スーパーや、店は少し離れたところに別にまとまって設けられている。




以下、プリンス・エドワード島( Prince Edward Island、略称 PEI )の一般情報を簡単に書き出してみる。

・ カナダの東海岸にあるセントローレンス河に浮かぶ島で、カナダの州のうちでもっとも小さい州。プリンス・エドワード・アイランド州の州都はシャーロットタウン。
・ カナダ本土とは全長13kmのコンフェデレーション橋で結ばれている。
・ 北米の地図で見ると、ごく小さな島に見えるが、面積は愛媛県ぐらいの広さなので、自転車で回るのはきつい。シャーロットタウンからアンの家のあるキャベンディシュまででも50km近くある。
・ 飛行機は、トロント、ハリファックス、モントリオールからシャーロットタウン空港に飛ぶ。日本からはバンクーバー、トロント経由が一般的。季節のよって便数が異なる。
・ 1864年9月に「シャーロットタウン会議」が開催され、1867年のカナダ連邦制発足と独立への会議が行われた。しかしPEIはこのときは連邦に加盟せず、1873年になってから連邦政府に加盟した。したがって、PEIはカナダ連邦発祥の地。
・ 主な産業は、ジャガイモ、ロブスター漁、牧畜(牛)、観光(赤毛のアン)
・ 人口と同じ13万頭の牛がいるので、アイスクリーム屋の「Cow’s」も有名
・ 消費税 州税(PST):10%、国税(GST):6%、合計16%。洋服、靴、食品(国税はなしの食品もある)には州税がかからない
・ タクシー:メーターはなく、あらかじめ料金が決まっているので運転手に確認する
・ お店は、17時、18時までで閉まることが普通。木・金は21時まで営業している場合が多い。5月から12月までの日曜は午後だけ営業も店もある。
・ 一度、郊外に出ると、店が少ないので、電池、水などの持参が必要



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