ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

散華の如く~楽市楽座、金の道~

2013-11-30 | 散華の如く~天下出世の蝶~
「私、殿の御人形になるつもりは毛頭ござません」
殿の脇差を、
信長「ぬ?」
抜き取って、
トンッ、殿を御座から突き落とした。
帰蝶「ここから降ろしなさい」
私は降ろしてもらって…、と。
殿の脇差を抜いて、
「抜きなされ」
殿に真剣を向けた。
最初は、何が始まるのかと、
野次馬共は静観していたが、
信長「面白い」
これもまた一興と、
殿が太刀を構えた途端に、
“やれやれぇ”
野次で応戦、囃し立てた。
真剣の立会ではあるが、
もちろん、
手加減して頂き、結果、
軍配は、私に上がった。
「流石は美濃。強いのう」
帰蝶「この様では、金華は落とせませぬ」
ざわわと小牧衆がざわつく。
それもその筈、今度の敵は、
小牧の向こう、金華である。
信長「ならば、如何にすれば良い?」
帰蝶「金の道を、作りなされ」
信長「金…」
帰蝶「金の廻る真っすぐな道」


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