ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

赤いツラのおっさん

2010-12-27 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
もう…見るからにヨボヨボである。
弁慶「…それより5人?」と客席からメンバー人数に疑問を投げ掛けた。
富樫「おい、老いぼれッ!6人いるぞ」五人戦隊じゃねぇぞ!数も数えられないのか!
じじぃ「なぬぅ?そんなはずは…」と後ろを振り返ったら「あん、誰だ、おぬし?見た所まだおっさんでは!?ここは老いぼれしか入れん!」と注意した。
どうみてもおっさん「…」は無言で腕組みをしていた。そんなえらそうなおっさんの態度に、
じじぃ「ムッ!」と来た「老いぼれは推定年齢400歳前後しか入れん、おぬしどう見て50歳代!そんなひよっ子を仲間に入れるわけにはいかん!」とおっさんを叱り付けた。
そんなおっさんを見た能子と客席の繭子は驚いていた。すると、突然、能子「兼高っ!」と鉄扇に仕込んでいる短刀5本を横一列に飛ばした。おっさんは八艘横ッ飛びして、短刀を避けたが、そこらじじぃは老いぼれに付き?避け切れず、
じじぃ「ひぃーー!あーー(ぶない)」と頭を抱え、目と瞑った。避ける気ナッシングである。
鞍馬「避けんか!ボケじじぃ!能子のバカめ、この状況で横一列に飛ばすな!」と注意した。
仕方なく向ってきた短刀を鞍馬 必殺乱れ打で全部叩き落した。カラカラカラカラカラーン…、
と叩き落された短刀だが、能子に対して、
鞍馬「老いぼれに当たったからどうする!全世界の老いぼれを敵に回す気か!」と叱ったが、
能子「…そいつの肩を持つつもり?それなら、皆まとめて相手するわ」とめっちゃ誤解した。
もう、完全に複数本の血管がプッツン切れて、思考領域と世間を見る視野が狭くなっていた。
小角「これぇ(こらぁ)!小娘ぇ!素敵で可愛いじぃちゃんになんて事すんじゃ!」
能子「素敵?可愛い?の意味が分からないわ。邪魔立てするようならじじぃまとめて切る!」とチャッキーンと剣を抜いた。鞍馬仕込の剣術とじゃじゃ馬で、全責任は育てた鞍馬にある。
鞍馬「やめんか!」と育ての親が注意しようが、
与一「よ、能子さん!落ち着けっ!」と旦那が姉さん女房を宥めようが「聞こえちゃいねぇ」
能子はじじぃらに牙を剥き突進中。猪突猛進 前進全力(本当は、全身全力です)型の性格で、その剣を振り回す華麗な姿を見て、
サブ・ロク「こぇ…」能子の優美で優雅、落ち着きある物腰は…能の世界だけの話である。
この天狗面 兼高様の登場で能子の精神錯乱混乱興奮状態で事態収拾不可と判断した繭子は、
「仕方ないわね…」と頭巾を被って赤レンジャーに扮装した。客席から糸をポ、ポーンと投げて、糸に掴まりターザンみたいに飛んでスタンッと華麗に着地して、ステージに躍り出た。
富樫「おぉ!カッコイイなぁ、スパイダーマンみたいだ」俺もやりたい!


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