■平成21年5月10日(日)
■メンバー:単独
■ルート:扇沢5:55~針ノ木雪渓~マヤクボ沢8:06~針ノ木岳山頂9:48~直登ルンゼ滑降~針ノ木雪渓~扇沢11:21
先週の毛勝&猫又で大満足し、今シーズンの山スキーは終了のはずだった・・・が、この天気では行かないわけにはいかなかった。
本当は白馬北面清水谷あたりを狙っていたのだけれど、先週の毛勝から観察した白馬北面があまりにも雪が少なそうだったので、確実な所で針ノ木に行くことにした。
今日のプランは、山頂から直登ルンゼを滑降し、針ノ木峠へトラバースした後、蓮華大沢右俣へ継続する予定だった。
しかし昨日からの高温で雪の状態があまりにも悪く、結局蓮華大沢はパスして針ノ木雪渓を降りてしまった。
マヤクボ沢出合
小雪のためか、デブリも少なく例年より雪面はフラットに感じた。
マヤクボ沢に入り、山頂の左の肩を目指してシールで登る。
途中、滑る予定の直登ルンゼを観察する。
ルンゼとはいっても斜面は広く、傾斜はそれほどでもなさそう。
まあ、楽勝かと思って見ていると、先行者が直登ルンゼを滑降してきた。
が、途中で転倒し、自身が起こした湿雪雪崩とともにしばらく滑落。
これはヤバイかと思ったが、すぐにリカバーして針ノ木峠方面へトラバース。
う~ん。次は自分が滑るかと思うとイヤ~な気分だ。
今日は快調で、山頂まで1回の休憩のみで到着した。
バックは蓮華岳
山頂で板を履き、すぐ南の直登ルンゼへドロップするが、やはりターンを切るそばからザーっと湿雪雪崩が発生する。
下からは大勢の登山者が登ってくるので危険と判断し、人のいない針ノ木峠方面へトラバースする。
この時点で蓮華大沢のモチベーションは萎え、そのまま針ノ木雪渓を降りてしまった。
マヤクボの途中から蓮華方面
山頂から爺ヶ岳、鹿島槍方面