元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

予算内示と体罰問題

2013年02月08日 | 日記
●2月6日(水)

   <教育福祉委員会 体罰問題を議論>

 2月に入って第2週目の水曜日。教育福祉委員会が開催。教育委員会からは、過日、京都新聞でも報道された山科の花山中学校のバスケットボール部の顧問の教員が部員に対して膝で蹴るなど 体罰があったという事案について事実概要や対応状況について報告。
 大阪の桜ノ宮高校での体罰で生徒が自殺した事件もあり、また柔道界の体罰、パワハラ問題も大きな話題になっているときでもあり、事実経過、体罰に対する定義、対応、過去の事例、教師の指導力、スクールカウンセラーの配置、実態調査の方法など各委員から真剣な質疑が行われた。

 ぼくの質疑について、議員団のスタッフが作成した摘録を載せておく。
 「愛のムチ論は廃さなければならない。今回以前の体罰はあったのか。
  A3年生、1年生に対する10名に体罰があったと聞く。
 Q熱心な教師であったらしいが、評価はされていたのか。教員に対して、教育委員会として事情を聴取したのか。
 A学校に過去の体罰の聞き取りを行い、現在調査している最中である。当該教員に対しては、教育委員会としては事情聴取 を行っている。
 Q地元の住民から 寛大な処分を求める嘆願書が出ているが、その点についてどう思うか。
 Aそのことは把握しており、目も通している。体罰を繰り返していた事が発覚したにも関わらず、関係者、地域の方々から そういった嘆願がある事は在り難い事ではあるが、体罰は許されないという事を徹底していく立場としては、体罰はどの ような理由があっても許されないのだという事を地域の方々に発していく役目を荷っていきたい。
 Qスポーツ少年団等について。そういった場所でも体罰が行われてはいないか。
 A通知を発している。それぞれの指導者が集められる場で体罰は許されない事だと発信していくつもりである。」

 スポーツ少年、体育会系ではなく育った人間として、ぼくは、この際、クラブ活動など教育現場での体罰は根絶すべきだと考えている。

 京都新聞夕刊には次の記事が載った。
「京都市山科区の花山中で男子バスケットボール部の顧問教諭が体罰を繰り返した問題で、市教育委員会は6日の市議会教育福祉委員会で、2007年にも別の教諭が生徒に体罰をしていたことを明らかにした。
 女子バレーボール部の顧問教諭(当時)が部員に体罰を行っていた。市への通報で発覚し、市教委が教諭に厳重注意していた。学校全体での再発防止について、市教委は文部科学省の緊急調査などを通じて「踏み込んだ実態把握と、体罰への認識を改める研修で、体罰によらない指導方法を周知したい」と答弁した。
 花山中の男子バスケ部の問題で、保護者から顧問教諭の寛大な処分を求める嘆願書が出たことにも触れ、「教員の熱意が信頼を得ているのはありがたいが、生徒や保護者が体罰を受け入れる状況があるなら、『手段が間違っていた』と理解いただいた上で信頼回復に取り組みたい」とした。

 請願審査では、「新しい高校教育制度案の拙速な導入反対」と「選抜制中学校給食の見直し」については多少の議論はあったが、留保。次回の委員会で請願の取扱いについては決めることに。

 続いて一般質問では、ぼくは、図書館の休館問題について質疑。
 Q市立の全図書館が休館となっているらしいが、経過について説明してほしい。
 A1月29日から2月7日まで、システムを5年ぶりに更新するために休館させていただいている。
  去年の11月からポスター等で周知、1月からはチラシやHPでお知らせした。併せてメールでも休館の周知させていただいている。また、休館中の職員はどうしているのか。返却本の対応は。
 5年前にも同じ対応していたが、お問い合わせについては課題でもある。
 返却本について、2月3日まではシステムが停止しているため、3日以降から、返却の処理をしている。
 職員についてはこの機会に全体研修をさせていただいた。
 図書館全体のレイアウトを考える等、新しいシステムへの移行、本稼動に向けて現在動いている。
 Q経費や入札状況は。
 A入札については昨年度になるが3社応募があった。5年契約、3億円9千万で富士通が落札した。
 Q 左京東部いきいき活動センターの旧学習施設の図書室について。現在どうなっているのか。
 Aボランティア団体についても行わないとしたので、現時点では閉鎖している。近隣の小中学校に希望があれば、図書を移すなどして、出来る限り活用している。

 その他、共産党の委員から就学援助 生活保護基準引き下げ、給食調理員の民間委託化などについて質疑があり午後2時半頃教育委員会は退席。

 続いて、保健福祉局の一般質問。共産党の議員から中央斎場のあり方、ひとり親家庭支援、グループ型小規模保育、洛西ふれあいの里保養研修センターについて議論があった。
 敬老乗車証制度のアンケートの実施のときには、ぼくも関連質問で、25年度予算への反映について問うが、「これから検討するため25年度予算については反映されず、従来通り」との答弁でした。

 夕方午後6時過ぎには、四条河原町での連合京都の街頭行動。組合員とともに連合京都推薦の民主党の各府市町議員が集い非正規雇用やパート労働者の相談窓口開設の案内ビラの入ったティシュとマスクが入ったビラを配る。月に一回の月例行動。いよいよこれから春闘シーズンだね。

●2月5日(火)

    <左京区民作品展>

 10時前、カミさんと左京総合庁舎へ。恒例の左京区民作品展。新庁舎での開催は2度目。広い会議室が会場で、オープニングは、いつものように百万遍保育園の園児たちによる鼓隊の演奏。保護者のみなさんが熱心にビデオ撮り。会場には、350点の絵画や写真、手芸品、書道、花などの作品が展示。女性会の皆さんによる御茶席でちょっとくつろいでから市役所に。

    <25年度予算案、内示>

11時から、3階の第一応接室で民主・都みらい議員団への新年度の予算の内示。市長から平成25年度の当初予算についての特徴や概略、最重点政策について、星川副市長から主な施策や事業について説明がある。

 京都新聞は、次のように記事を載せている。
 「一般会計7366億円規模 京都市13年度予算案」
「京都市の門川大作市長は5日の会見で、2013年度一般会計当初予算案の規模が前年度比0・2%減の7366億円になる見通しを明らかにした。ただ、中小企業融資制度預託金の減額を除くと実質的には前年度に比べ115億円増で、これに12年度2月補正における国の緊急経済対策分の見込み額115億円を含め積極的な予算編成になるとした。
 門川市長は「知恵を動員した予算となった。未来の京都に向けたまちづくりをしたい」と強調し、インフラの防災・老朽化対策や、経済再生と雇用創出、福祉・医療、子育て支援に重点配分する。主な歳出は、中小企業の海外展開支援に3600万円、約780人分の短期雇用を創出する事業に10億6千万円、保育所3カ所の新設など保育サービスに7億3100万円、老朽化橋の耐震改修など都市基盤防災対策に21億6千万円、祇園祭の後祭巡行の復活支援に300万円を計上する。「中小企業緊急経営あんてい融資」などで充実した中小企業融資制度の預託金は、前年度実績に応じて130億円を減額する。
 一方、歳入では、税制改正により市税収入が21億円増の2407億円を見込む。市有地売却や事業見直しなどで118億円を工面し、将来の借金返済に充てる公債償還基金を93億円取り崩して財源を確保する。
 国が返済する臨時財政対策債を含む市債発行額(借金)は12年度から18億円増の913億円で、残高は過去最大の1兆2600億円に達する見通し。」と書いている。
 詳細な予算案の発表は、2月市会の告示の13日になり、その後議員会を開催して各局から説明が行われ、予算委員会で質疑をすることになる。
 で、市長らの説明の後、ほとんど時間はなかったが、ぼくは、上下水道料金の改定のこと、また、保育料やその他の料金改定について、簡単に質問。詳しくは今後の報告とするが、料金改定問題は議論になるだろう。

 午後、ウエスティン都ホテル前にあるギャラリー「SUZUKI」での岩澤有径さんの個展を見に行く。正面には、直径2メートルほどの円形二つが、まるでプラネタリウムのように点滅して宇宙のような世界を醸し出している。そして5メートルほどの長さの壁面には、クラゲの映像が映し出されてこれがまた深海の世界を思わせる。梅小路の水族館で撮影されたのを加工した作品だという。17日まで開催されています。ぜひご覧ください。

 その後、事務所にて雑務。

 体はバチバチに凝り固まっているので、夕方、聖護院の「みどり針灸院」に。わが友人の子息、吉澤拓馬君に体を解してもらう。ぎっくり腰寸前ですよ!と言われて、疲れの限界が来ていたことを知る。およそ1時間、丁寧に揉み解してくれて、随分と楽になった。その後、ローラーに乗って夢うつつ。元気回復だ!
   
●2月4日(月)

 2日続きで朝から晩まで吉田神社の節分で奉仕して、昨日は火炉祭のあと、警備をしていた今宮会のメンバーと吉田幼稚園内の詰所で遅くまで飲んでいたので、疲れたあ!昼前まで爆睡。起きたら雨。節分の2日間晴れていてよかったなあ、とつくづく思う。

 午後小雨振る中、吉田神社へ借りていた白袴などを持参。昨夜、火炉祭として古札を燃やした山は小さくなって、小雨に煙っていた。ちょうど福豆の抽選会が行われていて、参道の露天も撤退してところどころごみの山。祭りの後の風景。
座り放なしだったので体がガチガチ、気だるい。事務所で夕方までぼーとしていた。

 夕方は、自治労教育支部の旗開き。1月5日から始まった新年会、旗開きシーズンもいよいよラスト。ロイヤルホテルに何回来たことか。よう肝臓が持ちました。
教育支部の旗開きは若いメンバーでいつもながら熱気がある。議員団の同僚らと来賓紹介で壇上に上がって、教育福祉委員会の委員として、この間、高校制度の改革について議論してきたことを少し喋って、後は教育委員会の幹部や若い職員らとワイワイ。
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