不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

西日本豪雨  京都では       7月5日ー9日

2018年07月16日 | 日記
●7月9日(月)

   <総務消防委員会  大雨の被害について>

 10時から総務消防委員会。週末の大雨での対応でてんてこ舞いだった行財政局は防災危機管理室から行財政局関係から、報告事項として、大雨警報(7月5日1時49分発表)等に伴う被害状況等について資料を示しながら被害状況を説明。

 簡単にその報告を記しておく。

 雨量は花背など山間部では500ミリを超えたところもあった。建物被害は浸水など2件、土砂流出などで一部破損が3件。道路被害は倒木など12件。基準雨量を越えたので事前に通行規制をした道路が33件。農林被害は14件。浸水した福祉施設もあったようだ。鴨川の三条右岸では護岸が浸食。大雨警報が出されたのは7月5日の午前1時。また5日の午前5時には土砂災害警報が左京区久多などの出され。、以降、市内各所に及ぶ。解除されたのは8日の午前8時。市立学校には休校措置が取られた。人的被害は避難場所にて気分不良の人が一人。京都市内では、大きな被害が出なかった。

 各各委員から避難所などをそれぞれが回った経験などを交えて活発な論議。エリアメールのこと、大原野の避難所が徹底されなかったこと、避難所運営では、市職員の常駐、備蓄品のことなどなど。
ぼくももちろん、吉田山での土砂崩壊のこと、また避難所の運営や設置の場所の見直し、また消防局や消防団との連携などこの間巡回して、自主防災会の役員さんらから聞いた意見を交えて質疑をしたのです。ともあれ、これだけの避難所開設がされて、避難勧告が出されたのは初めてか。これを教訓にどのように防災計画や市民に軽はするかが、課題。ほとんどのい委員が、質疑に立ちました。
 5日から週末まで不眠不休で奮闘された関係者のみなさん、お疲れ様でした!

二つ目の報告案件は、職員の懲戒処分について。バイクで帰途、交通事故にあって、搬送された病院でアルコールが検知されたという。
停職6月。課長から係員に降格とのこと。くれぐれも飲酒には気をつけよう!

 散会後正副委員長会議を開催して今後の日程など確認。

 夕方は事務所にて雑務の後、「みみお」で吉田東通の夜市の実行委員会。学生さんらも参加してだいぶ活気が出てきた。楽しみですね。8月25日(土)です!夏の終わりの吉田の風物詩、ぜひお越しやす。

●7月8日(日)

   <雨も上がった>、

 日曜日、朝9時前に近衛中学校の体育館に避難所の後片付けに行ったらもう終わっていた。自主防災会のみなさん、ご苦労様でした。そしてお疲れ様でした、今回の避難所の開設の経験と苦労を生かして、反省点と課題の克服をしていきましょう。

 ちょっとバテ気味。家に戻って休息。午後は事務所で雑務。
 
  <七夕コンサート>

 雨も上がり、夜は、「拾得」で第46回目の「七夕コンサート」。われらが「あら古希」世代、いまだ健在!最年長の三浦久さんは終わりがけ。続いて、この七夕コンサートの事務局として頑張ってきた古川豪が舞台に出て、おしゃべりもしながら西陣の歌を歌う。そして中山ラビちゃんは、いまだ妖艶。一気に歌う。豊田勇造はいつものように、懐かしい歌も。「拾得」は、今年で45周年。すごいなあ!
 七夕コンサートでは久しぶりに会う友人もいてうれしかったよ!井坂議員もいつもご夫婦で来てました。

●7月7日(土)
 
   <大雨により吉田山の北東が土砂崩壊 >
  
 大雨の影響で、予定されていたとある会は、電車が不通のために延期に。また、以前から家族で広島県福山に嫁いだ姪っ子を訪問する予定にしていたが、この間の豪雨で、岡山などで在来線もストップしているし新幹線も遅延しているとの事で、すべてキャンセル。

 朝、吉田山の東北角、神楽岡町で土砂崩壊の現場に走る。今出川通から南に下がったところ、山の上には宗教団体の旗が立っている下からのガケ崩れ。神楽岡通のお地蔵さんのあるところから入っていくと途中から狭い道があったところが崩壊して、木々が倒されて下の家に土砂が流れ込む寸前。一軒は新築がなったところで売りに出された家、その裏が崩れたのです。左京で数少ない土砂災害現場です。怪我をされた人もおられなかったのが不幸中の幸い。現場を見届けて、近隣の人たちは下南田集会場に避難されていたので、町内の役員さんと伺う。

 左京区区役所の防災担当の課長も来所してくれてまずはそれぞれのご家族の安否確認や現場の写真を見ながら現状を説明して、避難されていた人たちと事情聴取土地の所有者が宗教団体でもあり、連絡をどうするか、また避難所の開設の継続や仮住まいとして市営住宅のことやまた行政ができることなど、長谷川自主防災会会長の進行で今後のことで意見交換。議員として、何ができるか考えながら、行政にしっかり対応してくれるように注文を付ける。

 その後、近衛中学校や岡崎中学校の避難所にも。避難されていた皆さんもひとまず家に戻られたとのこと。色々とご苦労をお聞きするが、避難所の閉所をどうすればいいのか、なども話題に。
 鴨川も見に行くが増水して濁流渦巻いていたのも水も引いて安心した。
 
   <西日本で甚大なる被害>

 西日本では岡山倉敷市の真備町や冠水して病院も孤立、また広島で土石流での家が流されるなど、甚大な被害。
 京都市内では雨も上がったが、京都府北部に大雨特別警報が福知山や綾部などにも引き続き出ている。由良川の氾濫も心配されている。この続く西日本豪雨ですでに多くの方の死亡が確認されて行方不明の方も多い。テレビで各地の被害の模様が写しだされるが、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げるしか、なすすべがない。

 この間、合間をぬって準備して生きた市民派議員レポートの発送作業も終わり、左京郵便局にて発送。

   <近衛中学校の避難所>

 夜、近衛中学校に行き、交代で避難所のお世話をしていただいている自主防災会のメンバーと課題について意見交換。いつ閉所したらいいのか、と問われたので、左京区区役所の副区長とやりとり。まだ警報が解除されていないので、今しばらくよろしくとのことで、明日の朝まで開所ということで当番の人に、朝来ます、と伝えて帰宅。
 京都市内はようやく峠を越えた。でも北部も心配だし、テレビでは西日本各地で河川の氾濫や土砂災害で甚大な被害と犠牲者。

●7月6日(金)

   <大雨警報>

 朝、銀閣寺から鹿ケ谷など東山山麓を車で巡回。5年ほど前か台風18号の時は土砂が流出して大変な状況になっていたが、今のところ大雨の影響は出ていない様子。鴨川も三条大橋から見ると川床の下まで増水していて濁流が渦巻いている。ちょっとヤバい!

  <パリと京都のシンポジウム>  

 されど、昼前、全日空ホテルでの<京都・パリ友情盟約締結60周年記念事業 市民公開シンポジウム「衣食住から観る 京都・パリ 有為転変」>に参加予定にしていたので、会場に走る。市長も防災服を下に着つつ和服で挨拶のために会場に来ていて、さあ、開会だという矢先になんと停電!自家発電もすぐには稼働せずにハンドマイクで市長は、姉妹都市60周年のパリでの式典の報告やその意義についてスピーチ。

   <わが地元、吉田学区に避難勧告 避難所をまわる>

 まさにその時に携帯にわが地元の吉田の土砂災害警戒地域に避難指示が出されたということで、中座して、近衛中学校の体育館に。椅子や机が出されて自主防災会の役員さんが待機されている。これから交代で避難所の運営をしていくとのこと。
 また岡崎中学校では、黒谷地区の人のために避難所が開設されていた。校長先生らの尽力で体育館にはパーテーションもおかれていてビックリ。外国人も来ていたので声をかけるとスエーデンとグルジアの青年。横になりながら大雨が過ぎ去るのを待っている。

 また鴨川が増水氾濫の危険があるということで、午後4時「避難準備・高齢者等避難開始発令」が吉田学区,養正学区,養徳学区,下鴨学区,葵学区,松ヶ崎学区に。対象地域の洪水浸水想定区域内の方は,気象情報に注意し,危険だと思う場合は,水害の指定緊急避難場所や建物内の高いところに避難してくださいということです。洪水警報も出ている。早速、避難所を巡回、様子を見に。第四錦林小学校に。4,5人程の避難者がおられましたが、自主防災会の役員さんから色々とご意見を頂戴。養正は友人が自主防災会長。開設までの苦労などお聞きしました。養徳では3人程の避難者。元新洞小学校では、地元の役員さんが待機、

 また友人から吉田山の北東部で土砂が崩落して、ご近所の住民が下南田集会場に避難されているということで、走る。お祭りの時に出会う神楽岡の人らが、崩壊現場からすぐ近くということで避難。崩壊した現場は宗教団体の所有のところとか、銭湯の場所とか、今後のことの相談など。

 ニュース速報では、数十年に一度の大雨が予想されるので、特別大雨警報が出されて避難など注意を促している。災害は忘れたころにやってくるという警告があるが、大阪北部の地震から「災害は続けてやってくる」というのがぼくの実感。早く止んでほしい。西日本各地では被害が広がっている。

   <オウム真理教 死刑囚に刑が執行>

 もう一つのニュースは、オウム真理教の教祖麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚らが刑執行とのこと。
 1995年、阪神大震災が1月にあり、3月に地下鉄サリン事件。世の中が騒然として、日本社会は戦慄した。逮捕から23年。犯罪史上類を見ない数々の凄惨な事件を首謀した教団トップは、事件の詳細を語ることがないままの執行となった。二度とこういう事件が起きないことを願うのみ。

●7月5日(木)

   <大雨警報発令!避難指示>

 朝方、雨音が激しい。こらちょっとヤバイなあと思っていたら、朝の7時頃には大雨警報が発令されたようだ。そして携帯電話のエリアメールで久多など避難指示が発令されたと緊急速報の音がどんどん入って来る。
 9時過ぎに長靴を履いて近くの荒神橋に車を走らせる。鴨川は増水して濁流が渦巻いている。ぼくは、大雨の時には、荒神橋から出町の合流点に走って、その増水の様子を見届けるが、このまま降り続いたらたいへんやな、と思いつつも数年前の台風18号の時を思い出していた。止んでくれよ!
 
 京都市の防災危機管理室からは鴨川増水、土砂災害発生のおそれがあるため,左京区は、鞍馬や広河原などから始まって岩倉北、市原野、修学院,松ヶ崎学区などの土砂災害警戒区域等に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令。この地域及び周辺にお住まいの方は,気象情報に注意し,危険だと思う場合は,土砂災害の指定緊急避難場所や建物内の安全な場所に避難してください、とぼくもFBに書き込む。
 
 教育委員会からは朝から全校休校にしますと連絡も。また左京土木事務所からは、国道367号は上高野三宅橋から大原まで雨量が増え、崩壊の危険性が増したため通行止めにしたとの情報なども。大きな被害がないように祈るのみ。
 鴨川の増水や避難所の開設の情報などを気にしながらも、事務所に戻って市民派議員レポート7月号の編集作業にも勤しむ。

 夕方、西部いきいき市民活動センターでの解放同盟田中支部の定期大会。大雨警報が発令中なので、支部長の挨拶、また来賓の挨拶も簡単に済ませる。ぼくは、昨年の養正夏まつりが楽しかったことなどに触れる簡単に御挨拶。

 左京区役所から挨拶に来ていた某課長を区役所に送る。区役所は防災担当だけにとどまらず避難所設置のことなどで、テンヤワンヤの状況のようだ。雨が止めばいいのだが、天気予報では2,3日続くとのこと。心配や!

 夜、浄楽学区にも避難指示が出されたので、我が家の近くの白川総合支援学校に避難所が開設されたので様子を見に行くが、校長先生と自主防災会会長だけが待機されていたが、ご苦労様です。

 事務所に戻り、色々と災害情報を気にしながら議員レポートの封入作業も。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 九州へ、そして東京日帰り ... | トップ | 暑い夏の日々、なんやかんや... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事