元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

市長登庁式、和歌山で研修会  2月9日・10日

2012年02月15日 | 日記
●2月10日(金)

     <貴志川線たま電車に乗る>

 近畿ブロック地方自治体議員フォーラムの2日目。
 朝、ホテルからバスで和歌山駅へ。「たま電車」で有名になった貴志川線を視察。いやあ、面白い!2両編成の車両はまさにネコの電車。ネコ好きの人にはたまらんやろね。
 南海電車が廃線を表明して以来、沿線住民が「貴志川線の未来を作る会」を結成。後継事業者を公募、岡山電気鉄道が事業を引き継ぎ、和歌山県や和歌山市、紀ノ川市の運営費補助の支援を得て、地域住民の足として存続、ネコの「たま駅長」で日本全国に知られるようになった。いちご電車、おもちゃ電車もあり、終点の貴志川駅は、檜葺きのなんとネコの顔をした実にユニークな駅舎。「たま駅長」はガラスケースの中で居眠りをしていたよ。
 未来の会代表の浜口さんは元校長先生。車中で存続運動の経過や課題について説明をしていただく。沿線の景色を見るのも楽しいが電車に乗るのも楽しいね。
 わが左京を走る叡山電車もパノラマカーの導入など健闘しているし、地下鉄東西線蹴上駅では動物駅長さんを選挙中だとか。おもろいやないか!公共交通のあり方を考えるとともにほのぼのとしたひと時を過ごした小旅行でした。和歌山のみなさん、ありがとう!

 昼過ぎ快速に乗って2時間弱で京橋へ。京橋駅で串かつとうどんを食べて京阪で帰京。

     <島内研府会議員の府政報告会>

 夜は、熊野神社で島内研府会議員の府政報告会。熊野神社はわがホームグランドということもあり、一聴衆として参加。冒頭に市長選挙のことなど簡単に挨拶。島内議員は、昨年春の選挙以来の活動報告、本会議での初めての質問や警察常任委員会の委員としてまた議員団で視察したことなど、パソコンで写真を見せながら淡々と報告。わが後援会のメンバーなどが参加して高野川や鴨川改修工事のことなども質問して、初々しく議員は答弁。これからも地道な活動を期待したい。


●2月9日(木)

     <門川市長、登庁式>

 市長選挙が終わって4日目。門川市長の初登庁式が市役所前広場で催される。4年前の登庁式は小雪が舞う寒い日だったが、今回は穏やかな陽が差す中、市役所前広場には門川市長選挙を応援した市民や諸団体の関係者、また市役所幹部が千人ほど出迎える。選挙中は背広姿だったが、いつもの着物姿で満面の笑みで握手をしながら登場。
 激戦の選挙で声もかすれていたが、当選のお礼と経済の再生などマニフェストに約束したことに取組む今後の決意を述べ、花束の贈呈。
 4年前は薄氷の勝利であり、選挙直後に水道局職員の不祥事も発覚して前途多難な船出だったが、1期目の実績もあり、少しはこれからは、休める時は休んで、チョコマカトと動かずにどっしりと落ち着いてリーダーシップを発揮して欲しいぼくは思っている。
 登庁式の後、各議員団室にも挨拶に。選挙後、初めての握手をようやくできた。体調に気をつけてがんばってよ!

       <近畿ブロック地方自治体議員ファーラムで和歌山へ>

 それから民主党の近畿ブロック地方自治体議員フォーラムに参加すべく京都駅へ。新快速で大阪へ出てまた快速で和歌山へ。和歌山では小雪が舞っていたよ。まずは和歌山ラーメンを食べて腹ごしらえ。
 2時過ぎから山本和歌山市議の司会で開会。不肖、ぼくが近畿ブロックの世話人ということで、冒頭の挨拶。京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫そして地元和歌山の府県会議員、各市町村議員が80人ほど参加。和歌山の民主党の県市町村議員はわずか4名とのこと。維新の会に負けて大阪も堺も減ったしちょっと寂しいね。

 研修会では、わかやまNPOセンターの有井安仁さんと土橋一晃さんが掛け合いで、昨年秋の「台風12号の復旧・復興におけるNPOの関わり、みんなの地元力」と題して、3・11東北大震災での取り組みや義援金ではなくて支援金基金の取り組み、そして新宮市で災害ボランティアの取り組みのことを反省も含めてその真摯な取り組みについて報告。
 また、ノンフィクションライターの西牟田靖さんが「日本の国境の真実」と題して、沖の鳥島、北方領土、竹島、尖閣諸島など実際に行ったときのスライドを見せながら講演。若いときから旅をしてきたライター。日頃は、ぼくは京都や左京のことを考えていて、日本の国境のことなど考えないけれど、歴史的な背景や実際にその地に行ってインタビューしてきた彼の話を聞くことで、世界のなかの日本、アメリカや中国、ロシアとの関係を知る機会になった。
 かつて二十歳のときに、ぼくは日本の最西端、与那国島に行ったことがあるが、あそこも国境の島だったことをふと思い出していた。
 
 研修会の後は、交流会。各都道府県の議員団が壇上で挨拶。そしてライトアップされた和歌山城を背景に歓迎イベントは黒潮マグロの解体ショー。舌がとろける美味さとはこのことか。絶品でありました。和歌山の民主党県連のみなさん、ありがとう! 

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