自宅の机周りを整理していたら、町議会議員をしていた頃の手帳が出てきました。
パラパラとめくると懐かしい字が目に飛び込んできました。
初当選して書き始めた頃は、丁寧に万年筆でそれぞれの行に収まるように書かれていたスケジュールが、年を重ねるに連れて、字が乱暴になり枠に収まらず大変読みにくくなっていました。
その中でも読みふけってしまったのは、平成18年度の手帳でした。
平成18年4月1日から毎日毎日手帳の最後の行に星印☆が書いてあり、その日の行動目標が記されていました。
例えば4月1日☆恩師に会い、自分の意志を伝える。
4月10日☆同級生と語らい、賛同を得る。
5月15日☆高鍋町100戸挨拶まわり。
7月1日☆この日から毎日街頭に立ち、挨拶をする。
などなど・・・
平成18年度は私の人生にとって、大きな転換期となりました。
いや転換期にするために一日一日に意味を持たせ、自らを奮い立たせ、駆けずり回っていました。
そうです!町議会議員から県議会議員に立候補の準備をするための1年間でした。
ご存知のとおり木城町は、人口5700人あまり・・・周辺の自治体と比べると5分の1、4分の1の小さな町で、今まで県議選に勝ったことのない町でした。
8月1日に木城町議会全員協議会で正式立候補表明をさせていただき、同10日には潔く町議を辞職。
それからの活動は、分刻みで会合と挨拶回りの連続でした。
始めは無謀と言われた挑戦でしたが、選挙が近づくにつれ支援が大きくなり、選挙公示日には自信を持って選挙カーに乗り込んだことを昨日のことのように思い出します。
決して楽な平成18年度ではありませんでしたが、私を支えてくださった方々の力と自分なりにち密にコツコツと努力を重ねた結果たどり着けた県議選の勝利でした。
“今のお前は、あの頃みたいに懸命か・・・”
“手帳には☆がないじゃないか・・・目指すべきものはなんなんだ・・・”
古い手帳が、語りかけてきます・・・
また手帳に☆を書き込みます。