愛みやざきで、県立宮崎病院精神医療センターの視察に行ってきました。
当センターは県立富養園の閉院にともない、移転機能特化した形で、今年の4月に開設した医療機関です。
精神疾患は、大きく分けると長期的サポートを必要とする慢性期と短期的集中的サポートを要する急性期に分けられます。
ここでは民間医療機関では対応困難な、急性期治療や難治性疾患治療、身体合併治療及び救急患者の対応をするとともに、精神やこころの問題を抱える児童思春期患者を治療する機能を有しています。
病床数は42床ですが、医師8名、看護士等33名、作業療法士等5名と密度の濃い人員配置となっています。
病室は全室個室で、監視レベルの高い方に対応する保護室も4室あります。
今は県立病院といえども、経営のバランスが問われる時代となっています。
しかし、精神医療センターは民間で対応できない困難なケースを受け入れ、地域病院と連携し、社会復帰を促進していくという重要な責務を遂行していただくため、ただ数字を追い、利益を上げることに捉われすぎるのではなく、現場主義・患者主義でいっていただきたいと考えます。
院長やセンター長、そして看護スタッフ、事務スタッフとの意見交換の中から、さらなる充実したサービス提供のあり方が見えてきましたので、今後の議会活動に反映させていきます。