読んだ本「婿どの相逢席」 2024-08-03 13:05:00 | Book&Art&TV 直木賞受賞作家西條奈加の時代小説。商家の四男坊が跡継ぎのお千瀬に望まれて仕出し屋「逢見屋」に婿に入る。代々女将が全ての商いを仕切る慣いがあり、お飾りの婿は暇を持て余すが、頼りなくも優しい鈴之助は失われた家族の間を取り持つことになり…これといった大きな波乱もなく、わりと淡々と話は進むが、結末は大円団、ハッピーエンドで終わって、うるっときて、すっきり気持ちがいい。季節の仕出し弁当のお料理やお菓子も美味しそう。