鴨川
日本の川は堤防でガッチリ固め過ぎと言われ、津々浦々護岸と治水が行きわたっていると思っていたら、堤防決壊の大水害になってしまった。
大きくて新しそうな家ばかり並んでいて、山間でもないのに、たかが雨ごときで…が正直な気持ちでしょう。
たとえ川の見てくれや景観が悪くても、大雨が一気に流れ下る日本の地形では、100年に1度の洪水に備えた大堤防を作っておかないといけないのね。
我が家は淀川まで最短340mである。
一昨年9月の嵐山が水没した大雨で近くの一部地域と道路が冠水したけど、あれより激しい雨にさらされたら淀川も安心とは言えない。
淀川本流は大正6年に右岸が決壊して以降、切れたことはない。
川のすぐそばに家があった母方の祖母から、昔聞いた話、洪水になりそうになると、村の人らは堤防の上で川の流れを見守り、向こう岸が切れるとこちら側ではひそかにバンザイしたという。
大正6年の決壊の話だったのかもしれない。
「うちは大丈夫…」と思っていても、病気も災害も、下手したら事故や犯罪もいつ我が身に降りかかるやも。
といっても、今すぐなんか対策立てるわけでもないけど。