賀茂川
昨日は人工内耳関西の会の総会があり、聴導犬を使っている人の講演会。
目覚まし、ベル、チャイム、車、自転車の音に反応して、前足で叩いたり、体を寄せたりして教えてくれる実演もあった。
睡眠中は人工内耳機器を外している私も、1人だと夜中に火事でもあれば危うい状況だ。
聴導犬でなくても、ペットの犬でもチャイムや警報には騒いでくれそうだけどね。
昨夜、Yahooの映画サイトを見ていたら、『駆込み女と…』の☆評価が良かったので、興味が出てきて、日本語字幕付やってへんかなぁと調べてら、ぴったり今日25日に京都で上映。
たまたま予定無しの日だったので、GO!
内容もあまり調べず、井上ひさし原作の大泉洋なので、お調子っぽいコメディかとほとんど期待せずに見に行ったら。。。
いやぁ、すごく良かった。
笑える場面もそこそこあったけど、四季のお寺(書写山圓教寺ロケ)の映像などが雄大重厚なので、圧倒された。
江戸は天保年間、水野忠邦施政の下、奢侈禁止令の時代、女が離縁するための駆込み寺鎌倉東慶寺のお話。
原作が井上ひさしなので、セリフが饒舌過ぎて、最初は字幕読みに慣れている私でも付いて行くのが必死。
まるで小説を読んでいるようなドラマチックな展開が繰り広げられる。
これ、字幕なしで耳で聴くだけだと意味がわかるんやろか?という単語がいろいろ出てきた。
大泉洋は好きな俳優だけど、軽っぽい役が多くて???なこともあったけど、この映画はハマってる。
満島ひかり、樹木麒希林、堤真一etc.豪華俳優陣もピタッと収まって、今年の日本アカデミー賞何か取るんちゃうかしらん。
圓教寺を初め、知っているロケ地(三井寺、近江八幡のお堀や水郷、大津坂本の芙蓉園の石室、湖東三山の百済寺等)の映像、モノトーンの袈裟の群れ、降り積もる雪景色が美しく、映画館の大画面で見るシアワセを堪能できた。