ひらりん気まま日記

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『英国王のスピーチ』

2011-02-28 21:16:51 | 映画

ニセコパークホテルで 2/21 SONY NEX-5

朝から雨。
がんばって朝一番の8時半に家を出て、半年に1度の骨密度測定のために整形外科へ行った。
下手すると2時間くらいかかる受診が検査・診察・薬局までたった30分で終わった。
早く行ってみるもんやわ。
ここ3年ほどずーっと、骨粗しょう症予防の薬を飲んでいるので結果は、同年齢に比較して99%の骨で、まずは合格。
スキーでこけても大丈夫なわけだった。
早く済んだので、予定通りに映画も見に行けると、そこから小雨の中、33分歩いてシネプレックス枚方へ。
歩いて行けるところに映画館があるシアワセ。。。
だれが歩いていくねん?ふつうはこんなとこまで歩いては行かへんやろ。
ポイントが貯まっていたので今回は無料だったが、大きなシアターなのに朝の上映は20人も居ないし、映画館がつぶれへんやろかといつも心配になる。
雨も本降りになって、さすがに帰りはバスに乗った。
晴れてたら、歩いて帰ったかも。
帰宅したら『英国王のスピーチ』がアカデミー賞4冠受賞!
早々と見ておいて正解です。

現エリザベス女王の父君のジョージ6世が生来の吃音障害を克服して、第二次大戦に向けてのスピーチをするという英国王室の実話ヒューマン物語である。
英映画は好きです。
英王室も好きです。
子どものころ読んでいた「りぼん」にしょっちゅう、エリザベス女王や妹のマーガレット王女、チャールズ皇太子にアン王女の写真が載っていた。

世紀の恋といわれたシンプソン夫人との恋を遂げるために、王位を捨てた兄国王に代わって、望まぬ国王の座に着いたジョージ6世。
国王と自称言語聴覚士のライオネルは、時には大声を張り上げて言い合いしても、深刻な状況の中で呟かれるユーモアなやりとりに、お互いの信頼は厚い。
最後に、生放送ラジオを通じての重大で長いスピーチは、本当にちゃんとしゃべれるのか、見てるほうもドキドキしてきた。
現在みたいに、とちった、取り直しってなわけにもいかへんし。

ただ、もうひとつ、どもっている重苦しさが感じられないのは、言葉が英語だからか、はたまた、人工内耳という半端な耳で聞くからか?なのかもしれない。
英国の国威を出さないように、音楽はベートーヴェンやモーツァルトを使っているそうだ。
最新映画館の音響は人工内耳の耳にも心地よく聞えてきて、もちろんメロディは聞き分けられないけれど、これは交響曲だなというのはなんとなくわかった。
「眺めのいい部屋」のヘレナ・ボナム=カーターが妃殿下役、ライオネル役のジェフリー・ラッシュはどこかで見たなぁと思えば、「パイレーツ・オブ・カリビヤン」の海賊キャプテン・バルボッサをやってた俳優でした。