監視人が、メネラオスに近づいていく。二人の間に緊張が走る。メネラオスは、身構えた。間合いは、充分に剣先が届く距離である。監視人は、メネラオスに声をかけた。
『今、館から、二人の長老がきます。ご両人は剣をおさめていただきたい。書状で、あなた方の事情がわかりました。我々は、浜を見張っている者だが、我々のやったことは、仕事の上でのことだ。』
オデッセウスとメネラオスは、緊張を解いて、剣を鞘に戻した。
長老は、二人のところまで来て、目礼をして、丁寧な口調で述べた。
『ようこそ、おいで下さった。途中、難儀なこともあったろうと思われる。事情については、書状にて、おおよそのことはわかりました。館のほうに案内します。私どもと同道してください。』
二人は、長老たちに連れだって、館の方へ歩を運んだ。
『今、館から、二人の長老がきます。ご両人は剣をおさめていただきたい。書状で、あなた方の事情がわかりました。我々は、浜を見張っている者だが、我々のやったことは、仕事の上でのことだ。』
オデッセウスとメネラオスは、緊張を解いて、剣を鞘に戻した。
長老は、二人のところまで来て、目礼をして、丁寧な口調で述べた。
『ようこそ、おいで下さった。途中、難儀なこともあったろうと思われる。事情については、書状にて、おおよそのことはわかりました。館のほうに案内します。私どもと同道してください。』
二人は、長老たちに連れだって、館の方へ歩を運んだ。
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