パキオテ頭領ら二人は、オキテスとともに建造の場に立つ、ドックスが近づいてくる、オキテスに問いかけた。
『オキテス隊長、櫂舵はどのようにするか、聞いてくれますか』
『おう!』
オキテスは櫂舵の件について、二人に問いかける。
『それは、今のままでいい』
『解りました』
『ドックス、櫂舵は、そのままでいいそうだ』
昼食を終えたギアスがオキテスの傍らに立つ。
『オキテス隊長、一行との昼食の件、終わりました。一行から感謝の言葉をもらっています。以上です』
『そうか、ごくろう。ところで、ギアス、これから客人らを乗せて戦闘艇の試乗をする。全員を集めて準備をしてくれ。時間都合もある、即刻やる』
『解りました』
『準備ができたら俺に連絡してくれ』
『了解しました』
ギアスは命令を受けて、完成した戦闘艇の試乗航走の準備に取り掛かる。
オキテスは、パキオテ頭領と段取りの打ち合わせ、その後のパキオテ方の予定についてたずねる。
『オキテス殿、これからの段取り、了解した。今夜はこちらの浜で宿営する。明日、キドニアでスダヌスに会う。それで帰途につく、そういうことだ』
『解りました。そういうことでしたら、今夕の夕食会の段取りをします。一夜ですがくつろいで下さい』
『オキテス殿、心遣いありがとう。言葉に甘えていいか、どうかについて迷っている』
『頭領殿、そのような遠慮はなしにしてください。私らに任せてください』
『おう!』
パキオテ頭領の迷いは、吹っ切れていない様子の『おう!』である。
オキテスは、頭領の傍らに立つ水夫頭に声をかける。
『水夫頭殿、これから新しい船の試乗をやります。頭領と頭、それに四、五人ですが水夫の方に乗っていただくようにしています。もう準備が出来あがります。水夫らを連れてきてください。この建造の浜から航走に出ます』
『解りました。直ぐに水夫らを連れて、こちらに来ます』
間をおくことなく、水夫頭が五人の水夫を連れて場に戻ってくる。
ギアスから準備完了の報告が届く。
『準備ができました。頭領行きましょう』
一行が試乗する戦闘艇に向かう。
案内されて戦闘艇に乗りこむ、艇に乗った彼ら一行は、新しい船の各所を興味しんしん、注意深く見つめる。
『おう、オキテス殿、いい船だな!試乗させてもらう。ありがとう』
『パキオテ頭領殿、一刻余りの試乗です。15スタジオンくらい沖に出て航走します。楽しんでいただければ幸いです』
『おう!』
オキテスがギアスに出航を指示する。
『おう、ギアス、いつものコースどりで航走してくれ』
『オキテス隊長、櫂舵はどのようにするか、聞いてくれますか』
『おう!』
オキテスは櫂舵の件について、二人に問いかける。
『それは、今のままでいい』
『解りました』
『ドックス、櫂舵は、そのままでいいそうだ』
昼食を終えたギアスがオキテスの傍らに立つ。
『オキテス隊長、一行との昼食の件、終わりました。一行から感謝の言葉をもらっています。以上です』
『そうか、ごくろう。ところで、ギアス、これから客人らを乗せて戦闘艇の試乗をする。全員を集めて準備をしてくれ。時間都合もある、即刻やる』
『解りました』
『準備ができたら俺に連絡してくれ』
『了解しました』
ギアスは命令を受けて、完成した戦闘艇の試乗航走の準備に取り掛かる。
オキテスは、パキオテ頭領と段取りの打ち合わせ、その後のパキオテ方の予定についてたずねる。
『オキテス殿、これからの段取り、了解した。今夜はこちらの浜で宿営する。明日、キドニアでスダヌスに会う。それで帰途につく、そういうことだ』
『解りました。そういうことでしたら、今夕の夕食会の段取りをします。一夜ですがくつろいで下さい』
『オキテス殿、心遣いありがとう。言葉に甘えていいか、どうかについて迷っている』
『頭領殿、そのような遠慮はなしにしてください。私らに任せてください』
『おう!』
パキオテ頭領の迷いは、吹っ切れていない様子の『おう!』である。
オキテスは、頭領の傍らに立つ水夫頭に声をかける。
『水夫頭殿、これから新しい船の試乗をやります。頭領と頭、それに四、五人ですが水夫の方に乗っていただくようにしています。もう準備が出来あがります。水夫らを連れてきてください。この建造の浜から航走に出ます』
『解りました。直ぐに水夫らを連れて、こちらに来ます』
間をおくことなく、水夫頭が五人の水夫を連れて場に戻ってくる。
ギアスから準備完了の報告が届く。
『準備ができました。頭領行きましょう』
一行が試乗する戦闘艇に向かう。
案内されて戦闘艇に乗りこむ、艇に乗った彼ら一行は、新しい船の各所を興味しんしん、注意深く見つめる。
『おう、オキテス殿、いい船だな!試乗させてもらう。ありがとう』
『パキオテ頭領殿、一刻余りの試乗です。15スタジオンくらい沖に出て航走します。楽しんでいただければ幸いです』
『おう!』
オキテスがギアスに出航を指示する。
『おう、ギアス、いつものコースどりで航走してくれ』
