アエネアス軍団の兵たちの行動はきびきびしていた。部隊ごとに兵たちは、食事の場についていく。20人くらいで構成された一群で、焚き火を囲んでの食事の場である。小さなバケツくらいの大きさの大杯に並々と酒が満たされ、飲みまわされていく。各グループでは武勇談がとび交い、危難を救われた兵の礼談がとぶ、兵各自の表情は、無事に戦いを終えたことと勝ち戦さの喜びに溢れていた。
アエネアスは、数グループを対象に、朝からの激しかった戦闘の労をねぎらった。兵たちと言葉を交わしながら、ねぎらいの声をかけていった。アエネアスの武勇談に花を咲かせているグループもあり、隊長の武勇談を語りヨイショしているグループもあった。
各グループを回り終えたアエネアスは、食事の席について、オロンテス他浜頭たちとともに食事に舌つづみを打った。食事はうまかった。こんなにうまい食事は、ここ数年、口にした覚えがなかった。彼は、戦場で口にする極めて簡素な食事であるにもかかわらず、そのうまさに感動して腹に収めた。
アエネアスは、数グループを対象に、朝からの激しかった戦闘の労をねぎらった。兵たちと言葉を交わしながら、ねぎらいの声をかけていった。アエネアスの武勇談に花を咲かせているグループもあり、隊長の武勇談を語りヨイショしているグループもあった。
各グループを回り終えたアエネアスは、食事の席について、オロンテス他浜頭たちとともに食事に舌つづみを打った。食事はうまかった。こんなにうまい食事は、ここ数年、口にした覚えがなかった。彼は、戦場で口にする極めて簡素な食事であるにもかかわらず、そのうまさに感動して腹に収めた。
