もんだいの、ロビンファンガーレンの奇形だ。
「 俺、ミュージシャンになるぜぃ 」 と言っていた息子が、「 やっぱりおやじの後を継いで百姓になるっ 」 と言っているような奇形ではないか?
なんか途中から進路変更みたいな。
中にはひねくれたまんま、斜めに伸びるやつも、、、、
まあ、上の方で奇形が無ければそれほど問題ではないのだがぁ、去年作った人が奇形花の報告をしているので一番無理のない時期に作ったのだが、それでもこんな葉っぱだと心配になる。
まっすぐのやつの方が多いのでご心配なくではあるが、結構な率の奇形だ。
昨日今日と我が家の子供たちは進路の面談だったのだが、、、なんと二人とも文系志望。
俺の子が、、、まさかの文系? 進路変更を期待したりして、、、
楊貴妃、14箱、140本で集荷終了。はたして成績は?
1本500円~800円。
1本800円!!! いっぽんはっぴゃくえん!!! よくぞ期待に応えてくれました。
目的である、「 話題提供 」 としては充分インパクトのある単価でした。でもたった140本だ。
今年は春から ふきのとうが1パック800円!! ウルイだって400円のことがあった。
そんな話題にどれだけ元気が出たことか。
さて、ウルイの圃場巡回と反省検討会。
「苗半作」 と言う言葉があるが、この冬の高単価、株さえよければかなりの結果が出せたはずとみんなが思った。
夏の暑さを乗り切るために寒冷紗をかけた圃場を見学。 ウルイはもともと日陰で湿地の植物。
いくら高単価でも収量が伴わなければ好成績にはならない。基本はやっぱり育てる準備にある。
平均単価、前年比112.6%。収量、前年比106.8%。 売上、前年比120.2%。
なので組合員も増え続けている。 本当の元気ってのは仲間が増えてくること。そのためには3拍子4拍子、そろって伸び続けることが大事。
今年は抑制用冷蔵庫もできるし、まだまだ伸びまっせぇ~
ハチのムサシは死んだのさ~畑の陽だまり土の上~遠い山奥、麦の穂が~キラァキラゆれてる午後でしたぁ~
あいやたまげたぁな~急に何言うだぁ~ 愛の花ぁ咲くぅ~、、、麦畑ぇ~~~~
誰かさんとぉ誰かさんがぁぁぁ、、、麦ばったけぇ~ チュッチュチュゥッチュしっている けねりぃなぁ~
と、麦畑の入っている歌を歌いながら麦刈りだ。
麦は麦でも実の入らない 緑肥用のムギ。
もう少し硬くなってからの方が良いかとは思ったのだが、天気回り、雨廻りの良いうちにすき込んでしまいましょうw。
有機質の投入と言うことだけからすれば堆肥の方が良いかもしれないが、緑肥の繊維質の投入量は圧倒的に多い。
それ以上に長い期間、土を日に当てずに虫や微生物の繁殖を自然のままに任せることが、土の再生と言う点では勝っていると信じて種をまいた。
物理性の整った土の上に科学性が生かせる。技術の前の基礎。それが土づくりの基本ではないかなぁと。
ここに球根を植えるのは7月末~8月。養生期間はたっぷりある。
あとは窒素飢餓を防ぐように手立てをしてっと。 愛の花ぁ咲くぅ~~~
モア~ ってのは もっと と言う意味ではなくて、芝刈り機 をモアっていうんだそうで。
もっと土を考えましょう。花のボリュームは土が出すのです。
では、オランダトピックス第1弾。フェルデガルのハウスで出会った好みのタイプ。さあ何歳に見えますか?写真をクリックすると大きくなります。
若く見えるけど、おなかの周りの膨らみ加減や口のまわり、後ろの白いシャツのデブッチョさんが旦那のようだったので、、、若作りの四十代ってところか?
だがしかし、、、23歳のユウトが写した写真ではごらんの通り。(クリックしてみて)
どう見ても20代の娘に写っている。
つまり、写し手の願望の通りに写ってみせる。 こう言うのが いい女 ってもんです。
っていうか、女はやっぱり 魔物 かな?。本当は 天使?
雨の日曜日、朝、花を切って出荷は無し。なので休みです。
林の中は ホウチャクソウ(宝鐸草) の森だ。
アマドコロに似ているが、毒草だ。下の写真 アマドコロ(甘野老) は滋養、強精、強壮と三拍子そろった薬草だ、間違う人が多いそうだ。
白い蝶の模写をしてカメラを誘うヤブデマリ。 本当は誰を誘っているのか。
見とれたわけじゃないだろうが上の畑に通ってくる爺さんが脱輪。だいじょうぶかね?
楊貴妃 出荷します。 10本入りで。
普通の芍薬には黄色い色素が無い。
楊貴妃だけは赤や青の色素が無くて、根も黄色、芽も黄色、葉も黄色。
つまり大変珍しい品種。昔買ったときは1芽1万円だった。本当に。
しかも、大変弱い品種で植えておくと数年で腐る。なので普通は毎年植え変えて増やす、しかも肥料を嫌うのでなかなか増えない。たまたま3年目の株が少しあるのだ。
今年掘らなければきっと腐ってしまう。なので来年は無い、、予定。
でも、仲間も持っているので高く売れれば誰かが挑戦して毎年継続出荷ができるかもしれない。
去年カサブランカの最高値は1本1600円(帯化した変わり種の特別販売だったが)。
今年の芍薬の最高値はレットレットローズの300円。 ぜひ記録更新を。 ちったぁ景気のいい話を、、、、希望します。
今日からいきなり梅雨入り。ここで季節が追いつくのか?でも低温だとまたユリが遅れる、、、、
花はあやめだけど今週は勝負だ。
よくしたもので花出荷が始まると長年体に染みついた癖で夜明け前に目が覚める。
お日様が上るころにはもう畑で採花を始めている。
土曜日が大安。イベントもあるらしくて芍薬の注文が多いそうだ。
大雪の年は芍薬の相場が良い。なぜならば、長野飯山が終わった後に出るのでバッティングしないからだ。
芍薬は代表的なリレー出荷品目。除雪したマキシマが大当たり、この後除雪しなかったラテンドールが始まる。さらに晩成種の滝の粧と続く。自分の畑でもリレー出荷。
販売担当が「足らない足らない」と奔走しているので急きょ予定になかったMサイズまで採花。
週末需要期に勝負勝負。
今週は運動会ウィークなので子供たちも勝負勝負。
練習で帰りが9時の汽車だったりする。こちらは9時にはもう寝てるので一日顔を合わせない日もある。自営業なのにのぅ。
3000年に一度咲くと言われる優曇華の花。毎年咲くけどなぁ。これが咲くと如来様が舞い降りてくるとか。
優曇華の花、本当はクサカゲロウの卵で花ではない。クサカゲロウの幼虫はプレデター、アブラムシを食ってくれる益虫だ。
芍薬始まってます。なんだかんだ遅れているというものの一昨年と同じ日に始まった。
フェスティバ マキシマ、ガクの間から花弁が見えたらすぐに切る。
うちのマキシマはとう立ちの良いものを選抜して一株から増やしたものだから結構切れます。今週末は日が良いので注文がいっぱい入っている様子。ウシウシ。
ドリーンも同時に始まった。これまた小さいサイズなのでかわいいし、毎日開いたり閉じたり。
かなり本数切れます。堀之内の農家はユリも芍薬もラージサイズになれてしまっているが、本来花はこれくらいのサイズが標準。芍薬のスタイルに一石を投じるかも。
如来様が降りてくるかと思ったら思わぬトラブル発生。
10数年お世話になった溝切り機がドバっとオイル漏れ。シールを変えたがなおらず、、、、
手痛い出費となってしまった。如来様よぉw、、、、
日本に帰る日、も一度オーニングス社の展示ハウスへ。
これまでに11社の展示ハウスと市場での展示、地方でのコンテストの展示、さらには切り花農家と研修三昧だったが、ここのハウスが一番多くの種類の花が咲いていたように思う。
晩成でない限りほとんどのオリエンタルが咲いているし、OTは早いものが終わりかけ、
それでいて透かしやLAが盛りだ。この週に合わせて開花調整していたことがわかる。
世界から花関係者が集まる週だが集まる人は皆お客さん。
他社はどちらかと言うときれいに見せようと工夫していたように見えたが、PO社はすべてを見せようとしていた。
タランゴ
Lion Herto
Purple Heart
White Pixels
目を引く新品種もあれば懐かしい品種もある。
Grand Cru
「OTのTはこれのことだよ、リーガルリリー、オーレリアン、昔作ったことがある」 と、昔を知らないユウトに聞かせる材料もしっかりとそろっている。
「 一か所から葉の出ているユリがある 」
「 そう、日本でも竹島ユリ、魚沼の山にも自生している車ユリ、ヨーロッパではマルタゴン系のゆり 」
透かしユリも鉄砲百合もオリエンタルユリも育種の基になったユリはほとんどが昔々日本から持ち込まれたものだ。ヨーロッパにも南米にもユリの原種はあるがほとんどのゆりが日本をはじめアジア原産だ。
栽培種しか知らないユウトには新鮮な驚きだったようだ。
こういった原種に近いものや希少品種まで展示するとはさすがだ。イベントに対しての誠意が感じられる。
球根会社ってここまでやるのか??? これが取り扱う球根のサイズ×ロットすべてのサンプルなのだろうか?
イエローウィンは64サンプル。シベリアは、、、なんと166サンプル。
名前のない品種から合わせると全部で601品種、3404のサンプルが品質チェックのために栽培されているのだ。
毎年キュウケンホフ公園で行われていたリリーパレード。それはそれは華やかで見ごたえのあるコンテストだった。
でも球根業者が本当に見てもらいたいものは、世界に売り出す製品のクオリティー、それを高めるために育種、生産、流通、、、すべての携わる人たちの努力する姿、つまり産業の姿なのだ。
今大変な危機感を生んでいるプランターゴヴァイラス。テストハウスで発生したロットは廃棄されるそうだ。
1Haに50万球の球根が植えられている。すごい数の球根が廃棄される。そうやって少しでも安全性の高い球根が世界に供給される。
人間だれしも多少の持病みたいなものや体の強い弱いはある。夏の苦手な人や寒がりで冷え性の人もいる。
球根も同じでそれぞれの品種に個性があって、それぞれの持っている力は違う。
体調の悪いときに風邪をひきやすいようにユリも無理な育て方の時に持っている病気が出る可能性は高い。
品種、コンディションをしっかりと気候に合わせてストレスの少ない育て方、、、要は使いこなすこと。
今回のオランダは嫌というほどそれを感じさせられた。
オランダ産の球根が初めて入ってきたころ、とても万能選手のように感じた。
それから20数年、オランダの業者はこれほどの努力をしている、それでも脅威は高まっているのだ。
さて、とりあえずこれにて研修報告を終わります。(冬の報告会までに忘れてしまうのでブログに残しておきます)
最後に空港で食べたラーメン。醤油味はうめぇ。
エバートをはじめオランダの球根会社の皆さん、出会った人たち、タクシードライバー、そして山喜社長さん、大変お世話になりました。
10年後にまたオランダに行きたいなと。フロリアードはあるかな?
10年後はもうリタイヤ組なので、お気楽にオランダを旅したい。ベルギー国境近くに行くとオランダ型リンクスがたくさんあるそうなのでゴルフもしたいなと。
なお、写真は4ギガ!!!も撮ってしまったので、品種編、トピックス編は時々ブログネタにします。こうご期待。