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     ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

農を業と言える日本

2013年04月10日 | 発信

完売御礼  たった17日間で雪下にんじんが完売しました。お買い上げありがとうございました。

「今日が最後だよ」と言うと出荷に来ていた仲間がみんな買ってくれるので、少ない人参がさらに少なくなっちまった。

2.5mの雪を除雪して手作業で出荷した苦労をみんながわかってくれているので、なんだかウルウルする最後の出荷だった。

さらに最後の花道は、原宿デビューなのだ。表参道ネスパスでのイベントに60袋売ります。

最後の雪下人参は花のお江戸で一旗揚げてフィナーレとなるのだ。

 たった3aに2万粒の種をまいただけなのにこれほど好評だったことにはいささか気恥ずかしさと違和感を覚える。

ネットで検索すれば山形からも青森からも雪下にんじんの通販サイトはあるし、もちろん新潟県では津南町が本場だ。

ただこの地では初めて挑戦した(先駆者もいたかもしれないが)だけのことであり直売所の品揃えが目的であって くだらず と言われても仕方ない程度のことなのだが、、、、

飛ぶように売れたとは言うものの、除雪して、1本1本手で掘って、1本1本洗って目方をそろえて袋に詰めて、、、時給換算したらはたして???計算しない方が良いのである。

 

実際ほとんどの人参産地は選果場に持ち込んで機械処理される。もちろん掘り取りも機械だろう。

数年前豊栄の選果場を見学したことがあるので紹介します。

 

農家はフレコンで人参を持ち込む。

自動洗浄されたものは選別され、、、

箱詰めされる。規格外の物はジュースやペーストに加工される。

最後は真空冷却されて市場出荷となる。

これだけの量産設備が無ければスーパーで売っている価格にはならないのである。

 TPP参加交渉が始まって日本中の農家が不安の中にいる。

日本に農業が必要でないわけはないが花も野菜も大きく影響を受けることは確実だ。

日本の農業に必要なのは、、、後継者。

そのためには自己満足の農業ではなく 儲かる農業が必要だ。

 

総選挙では争点になっていたはずな野田が、、、政権が変わったら余計に 安ん部ぇ が良くねぇ では困るのである。

 

スベルベさんがお客さんを連れてきた。しかもテレビ局付きで。

 素材にこだわる 越後の台所すずきちさん 

旬の新鮮野菜を使ったお子様ランチを作って、子供たちに野菜のおいしさを伝える取り組みをしているそうだ。

それを番組にしたいとTenyの記者もついてきたのだ。放送は今日の夕方6時からのはずだったが北朝鮮のミサイル騒ぎで後回しになったようだ。明日放送するかもしれない。

 

 すずきちさんは直売所でうちの雪下にんじんを買って食べてみたら、まるで違う味だったそうで、ぜひ雪の中の畑を見たいとやってきてくれた。

何ともうれしいお客さんだ。

農を業としてやっていくには、儲かることが必要だが、手ごたえも必要だ。

素材をしっかり見極めてくれる人が日本の農業の応援団だし、そのお子様ランチを食べて野菜を好きにになってくれた子供たちがまた日本農業の応援団になってくれるのだ。

 

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コメント (2)
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