ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

爪を立てるなよ

2007年03月08日 | 観察
寒の戻りも一日だったようで20cmくらいしか積もらなかった。
でも、入広瀬では90センチ。しかし湯沢ではあまり降らなかったらしい。
長岡は吹雪。今回の寒波は北よりだったようだ。

晴れ間に喜んでカラスが我が愛車に、、、

爪を立てるなよ~~~~


ハウスに球根を植えようと思う。
品種はビビアナとシイラ。抑制用の1サイズ下の球根。
国産球根なので2月半ばまで冷蔵処理していたもの。
今年の球根はなぜか芽伸びが遅い。
秋の温度が高かったので土中での冷蔵開始が遅れたのだろう。

秋に掘り取った球根はすぐに植えても芽が出ない。
球根を割って芽をむいて、顕微鏡で成長点を観察しながら徐々に低温に合わせていく。
冷蔵庫内で観察しながら葉の枚数を増やしていく。
100枚で1m伸びたゆりと80枚で1m伸びたゆりでは茎の硬さが違うはず。

栽培は冷蔵庫の中からもう始まっている。
自然の状態でこの作業は土の中でひとりでに行われていること。
雪は湿度、温度を一定に保ってくれている。
けして凍らせずに。

雪のありがたさが解る。

出庫すると今度は徐々に温度を上げていく。

秋を経験させ冬をすごし、春を作ってやってようやく芽が出る。

ゆりは夏の花。

冬を長くしてやれば秋まで栽培できる。

なかなか。








コメント
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