そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ハードボイルド   英語

2014-09-17 13:00:00 | 読書

今や図書館も民間並みのサービスをしてくれます。

電話で本がリクエスト出来て、受け取り場所も指定できます。 
本が届くと電話かメールで連絡してくれます。
私は同じ町内で徒歩5分内のコミュニティーセンターに受け取りに行きます。 
もちろん無料のサービスです。

先日配達してもらった
北方謙三著 『史記』 第5巻

を読み終わりました(全7巻)。 
司馬遷の中国歴史書 『史記』 を独自の解釈を交えた小説に仕上げています。
北方謙三氏、以前はハードボイルド作家として有名でしたが、
今や中国古典時代物の第一人者です。

ここで問題です。
“ゆで卵” は英語でなんと言うでしょう。

とっさに思い出せなかった人でも、聞けばわかります。

「a boiled egg」(ボイルド エッグ)・・・ゆで卵

半熟は 「soft-boiled」(ソフトボイルド)
固ゆでは 「hard-boiled」(ハードボイルド)

ハードボイルドは
“冷酷・非情な内容を簡潔冷静に描写した小説” 
と同じ綴りなのでしょうか?

「hard-boiled」・・・固ゆでの・《人・作品が》ハードボイルドの・非情な

同じでした。

今回読み終わった『史記』5巻の最後にある解説を
“よしの・じん/文芸評論家”氏 が書いていました。
文中で “ハードボイルドの語源” を紹介しています。

 第一次世界大戦のとき、厳しくしごく上官がおり、その制服の襟が真っ白だったことに由来するらしい。

すなわち襟カラーが固く茹でた(ハードボイルド)卵を連想させた。

へぇぇ~。

念の為、自宅の百科事典で調べたら
「諸説あって判然としない」

と書かれていました。

しかし、ハードボイルドが “固ゆで卵” 絡みらしいことは
綴りが示しているとおりです。







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えーっと   英語

2014-09-15 13:00:00 | 語学
全米オープンテニスで準優勝に輝いた
錦織圭選手が土曜日帰国しました。

準優勝おめでとうございます!

試合をライブで観たかったのですが、wowwow に
加入していなかったので、観れませんでした。
料金を徴収している NHK  及び NHK BS は 
なにやってんだ!

空港でのインタビューです。
何が食べたいの質問に “ノドグロ” と
答えるあたり、やはり出来る人は違います。
全然味のイメージができません。
きっと美味しいお魚なんでしょうね。

現地での決勝戦後、英語で答える優勝インタビューが
日本語字幕付きで日本のお茶の間に流れていました。

聞き取れないくらい早口の英語に、驚きました。
対戦相手の選手を誉め、 自分のスタッフに感謝と
優勝トロフィーが取れなかったことのお詫びの言葉。
そして来年のこの場における決意をカンニングペーパーなしで
大勢の観客の前で淡々と語っていました。

その中で私が注目した言葉は、(ユノー)。

「you know」(ユーノー)と書きますが、
“あなたは知っている” とは訳しません。

「えーっと」 や 「でしょ?」

のように使います。
私が勉強している英語ニュースのアナウンサーは
使いません。 ニュースを読みあげているときは
日本語でも 「えーっと」 は禁句ですので。
しかし、街頭インタビューで答える英米人のほとんどが
途中に(ユノー)を挟みます。

錦織選手は大勢の前での英語のインタビューに
「うーん」 や 「えーっと」 ではなく 
「ユノー」を挟んでいました。
無意識に出る言葉まで英語です。

えーっと フランス語」で書きましたが、
昔、パリで航空会社に電話した時のことです。
「英語を話しますか」 とフランス語で尋ねたら、
「日本語も話せます」
と言われました。 
日本語で 「えーっと」 と言っていたようです。 
 
そういうこともあり、すごいな~と感心しました。

今後も世界で活躍する錦織選手を応援しています。



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キット   英語

2014-09-12 13:00:00 | 日記
月日が経つのは早いものです。

今週、部屋の隅に置いてあるダンボール箱の中味を
全部処分しました。 災害時用の保存食です。
期限が切れる前に缶詰等を食べてしまおうかと
箱を開けてびっくり! 
5年保存の水でさえ期限が切れていました。

東日本大震災を始め、伝えられた様々な避難所の様子を
思い出してみると、我が家に保存している種類の食糧は
背負って逃げなくても、避難所にありそうです。
ならば、わざわざ災害用にストックせずとも、常備品の
水・缶詰等で代用出来そうです。

ついでに防災バックの中味を点検。

一時的な避難所における生活を、快適に過すことに
焦点をあてて、品物を入れようと考え直しました。

歯ブラシセット・・・一日中磨けないと気持ち悪いです。
耳栓・・・私はうるさい場所で眠れません。
アイマスク・・・私は明るいと眠れません。
ロクシタンシアバター・・・(保湿クリーム)肌の乾燥は防ぎたいです。
ブラシ・・・ボサボサの髪では気分も冴えません。
化粧水・・・試供品でも入れておけば役に立ちそうです。

上記の品の支給は望めないし、されても後回しでしょう(歯ブラシを除く)

○理用品・・・下着が長持ちします。
携帯スリッパ・・・足の怪我防止。
靴下・・・冷えはつらそうです。
軍手・・・手袋のかわりにもなるし、汚れ仕事にも必要です。
カッパ・・・雨除けにも、防寒にも役立ちそうです。
消毒ハンドジェル・・・細菌を除去し、下痢と風邪を防げそうです。
タオル・ポケットテッシュ・お金・ペットボトルの水(500ml)

全て詰めても今までに比べて相当軽いです。

「kit」(キット)・・・《ある目的・仕事の》道具一式・用具箱

「survival kit」(サバイバル キット)・・・災害時の救急袋

サバイバルキットというより、これではトラベルキットです。
はてさて・・・、
“サスガっ!” とでるか、 “おバカっ!” とでるか。

しかし設定が決まると、必要な物が見えてきました。
不足の品は追い追い買い揃えて、防災リュックに詰めます。

もちろん、
これまでと同様に持ち出さずに済めば
それに越したことはありません。



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コンプレックス   英語

2014-09-10 13:00:00 | 読書
本の表紙に描かれている男性に魅かれました。

端正な顔立ちのお侍さんが文机に向かい
正座で背筋を伸ばし、筆を握っています。
書き物を一心にしているのでしょうか。 
外は陽が傾き始め障子が橙色に染まっていますが
彼は時間の経過に気がつかないようです。

このような解説をつけたくなる絵なのです。

表紙の絵に魅かれて、本を選んだことはありませんでした。
作者名もタイトルも初耳です。

葉室凛(はむろりん) 著  『蜩の記』(ひぐらしのき)

私には初耳でも、著者はこの作品で直木賞を受賞して
いましたし、映画化されてこの秋に上映される予定です。

徳川10代将軍家治の家老・田沼意次が失脚したことに
触れていましたから、時代設定はアラウンド1790年
でしょう。
舞台は九州地方の架空の藩です。 

10年後の切腹を命じられた郡奉行の秋谷。 秋谷の元へ
庄三郎は彼が編纂する“家譜”の清書の手伝いとして
派遣されますが、真の目的は監視でした。
ところが生活を共にするうちに庄三郎は、秋谷の罪の真相、
気高い生き方に魅かれて、尊敬するようになり
自分自身も武士として男として成長していきます。

目に留まった表紙の侍が庄三郎でしょう。

途中、涙しました・・・
しっとりとして、落ち着いた良い作品です。

ちなみに映画の配役予定では、秋谷が役所さんで
庄三郎が官兵衛の岡田君。
表紙絵とは顔が似ていませんが、イメージは頷けます。

「cinema」(シネマ)・・・映画館・映画

「cinema complex」(シネマ コンプレックス)・・・複合型映画館

今や、ひとつの建物の中に複数の映画館があるのが主流です。
(シネコン)や(シネプレックス)は略した言い方です。

「complex」・・・複雑な・入り組んだ・総合センター

心理学用語のコンプレックスも、英語では “複合” の意味
《無意識の中にある抑えつけられた感情》で、日本で使うように
コンプレックスだけでは “劣等感” という意味にはならない。 
と英和辞典に注意書きがありました。

「superiority complex」(スペリオリティ コンプレックス)・・・優越感

「inferiority complex」(インフェリオリティ コンプレックス)・・・劣等感

(スペリオリティ)が優越で、(インフェリオリティ)が劣等です。

回し読みで感動を共有した母と、
近所のシネプレックスで映画を観る約束をしました。

今から公開が楽しみです。



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銀河   英語

2014-09-08 13:00:00 | 語学
我が家の若者が、この夏バイクで北海道まで
旅をしてきました。 
青森先端までの往復で4日間、北海道内に4日間。
北海道ではバイカーを安価で泊めてくれる専用の宿に
宿泊し、東北ではお風呂屋さんとインターネットカフェ
を組み合わせて利用したようです。
節約した宿代は食事に回し

ウニ丼・海鮮丼・ジンギスカン
秋田の稲庭うどん・比内地鶏の親子丼
仙台の牛タン etc.

と各地の名物を堪能したようです。

“男子たるものあれこれ詳しく話さん” ので
言葉の断片をつなぎ合わせては想像で補い
私自身の旅のごとく楽しませてもらいました。

すでに、旅が夏休の思い出の一つになっていた昨日。
岩手に “銀河鉄道” という名の鉄道が実在することを
ふと思い出したようです。

若 「宮沢賢治の 『銀河鉄道の夜』 のタイトルは、
   ここから思いついたのかもしれない」

・・・いやいや、若者よ。 それは、逆でしょ。
地元出身の宮沢賢治の作品にちなんで、その名前を 
鉄道につけたのでしょ。

まぁ・・・、
色々な場所を旅して、様々な事を考えて下さい。

今回の英語は“銀河”です。

銀河・・・「the Milky Way」(ミルキー ウェイ)
     「the Galaxy」(ギャラクシー)

二通りの言い方がありますが、どちらも素敵です。

ちなみに宮沢賢治著 『銀河鉄道の夜』 の英訳本ですが
訳者によってタイトルが二通りありました。

「Night on The Milky Way Train」

「Night on The Galactic Rail Road」

ミルキーウェイだとホンワカした感じで
ギャラクシーだとキラキラした印象を受けます。

ちなみにゴダイゴが歌った 『銀河鉄道999』は
「The Galaxy Express 999」 
急行列車です。


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