そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ペーパーバック  英語

2017-10-21 21:51:17 | 読書
本日の話題は、先週のニュースからです。

文芸春秋社長が『図書館での文庫本の貸し出し中止を要請する』というニュース。

出版社は、小説などを雑誌で連載し、単行本(ハードカバー本)にまとめ
さらに文庫化することで費用を回収するそうです。
文庫本はハードカバー本に比べると、値段も手頃なので数が売れるのでしょう。
文庫本の収益は全体の3割強で、収益の柱だそうです。

ところが
地域によっては、貸出数の4分の1を文庫本が占める図書館があるというではありませんか。
図書館による文庫の貸し出しが、市場縮小の要因の一つであると訴えているそうです。
出版社側は、『文庫は自分で買うという空気が醸成されることが重要』と考えています。

いや~、耳が痛いです。

私も図書館から文庫本を借りる一人だからです。
時代小説家の中には、「書下ろし」と称して文庫本だけの著作本もあります。
待ちきれない新刊は自分で購入しますが、それ以外は図書館で借りています。

活字離れが懸念される中、“買わない本好き” の存在はどうなのでしょう。

出版社の死活問題となることを思いやると、
「図書館は文庫本を貸し出すな!」

自分の懐具合を思いやると
「図書館で文庫本も貸して~!」

趣味・読書の私にとっては、行く末の気になる話題でした。

さて
英語リスニング力向上のために、NHK・7時のニュースを副音声の英語で聞いています。
このニュースでは何度も(ペーパーバック)という単語が出てきました。

「paperback」(ペーパーバック)・・・文庫本

ハードカバーの反対語になります。
文庫本は背表紙が柔らかい紙なので、ペーパーバック。

ペーパーバックといえば、ビートルズの「ペーパーバックライター」が浮かびました。

「so I want to be a paperback writer.」・・・それで、ペーパーバックライターになりたい

相当若い頃からこの歌は知っていましたが、ペーパーバックライターの意味を知ろうとしたことはありませんでした。

イギリスでは、文学賞の選考対象となるような作家に対して
背表紙が紙のペーパーバックの作家は大衆小説作家とされていました。

ポールマッカトニーは大衆小説家になりたかったんですね。

日本の文庫本は、同様に背表紙が柔らかい紙なのでペーパーバックと訳されるようです。


コメント (2)
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