そうなんだ。

外国語で知ったこと。

人間万事塞翁が馬  故事

2017-01-19 21:42:06 | 読書
「人間万事塞翁が馬」 ・・・人生における幸不幸は予想し難いということ。

中国の有名な故事です。
“塞翁(さいおう)”は老人の名だと思っていました。
国境の(とりで)の近くに住んでいた(おきな・老人)で
塞翁だったんですね。

塞翁の馬が逃げてアンラッキー → 逃げた馬が駿馬を連れて戻ってラッキー →
塞翁の息子がその馬から落ちてアンラッキー → 足が不自由になった息子は戦争に行かず助かってラッキー

今読んでいるのは、司馬遼太郎著 『胡蝶の夢』。
医師の目から見た、幕末~明治にかけての時代が全四巻で描かれています。

書店にて、定価710円(税抜き)で購入した第一巻が面白かったので
第二巻を探しにブックオフに行きました。

運が良いことに、108円のコーナーで第二巻を見つけました。
しかし、ここで喜んではいけません。
中を開いて字の大きさを確認します。

昭和に発行された文庫は字が小さく、私にとっては読みにくいです。
ここ何年に発行されたり増刷された文庫は、字が大きくなっています。

司馬遼太郎著 『胡蝶の夢』第二巻は、108円の棚に
小さい字の文庫と大きい字の文庫の二冊が並んでいました。
108円で大きな字の方を、
喜んで買いました。

翌日、空いた時間に第二巻を読み始めると
内容が第一巻とかぶっているような気がします。
「回想シーンから始まったのだろうか」
違和感を感じながらも読み続けました。

間違いなく、変だ・・・。

表紙を確認します。
第二巻と書いてあります。

しかし、信じられないことに
表紙カバーが二巻なのに、カバーの下の本は一巻でした。
カバーと本が一致していない本を買ってしまったのです。

レシートはレジ前にあった小箱に捨てたので、持っていません。

なんてことでしょう・・・。

面倒ながらも
レシートなしで、この本を持って再びブックオフへ。

レシートがなくても、大丈夫でした。

恐縮した店員と108円棚の前に行きます。
取り替えてくれようとしたのは、小さな字の第二巻。

私 「その文庫は字が小さくて読めないの」

恐縮した店員は別の棚を探しに行きました。

店 「こちらは大きい字でよろしいですか」

手渡されたのは、確かに大きい字の第二巻。
カバーだけでなく、本体も第二巻。 そして書店の本のように新しく綺麗です。
ただし、値札が410円。

私 「410円のと取り替えてくれるんですか?」

店 「はい。 お取り替え致します。」

108円で見つけてラッキー → カバーの下が違ってアンラッキー → 410円の本と交換でラッキー

人間万事塞翁が馬とは、こういうことですよね?


コメント (2)
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