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そうなんだ。

外国語で知ったこと。

領分  英語

2016-05-21 16:43:14 | 読書
『嫌われる勇気』 は現在ベストセラー本です。
図書館の予約待ち人数から予測すると
順番が回ってくるのは来年だと諦めて、辛抱強く待っていました。

灯台もと暗し。
娘の部屋の本棚にありました。 
購入し、すでに読み終わっていたようです。

哲学者と青年の対話式で話が進みます。
この青年のあまりに挑発的な物言いは、少々癇に障りますが
ひるむことなく哲学者は 「アドラーの心理学」 について話を進めます。

なるほどね。 そういうことなんだね。

これは私の友人わんこの口癖ですが
今回ばかりは、私も使わせてもらいました。

文中では「課題の分離」という言葉が使われていますが
読後はその言葉が私の中で「領分」に、変わっていました。 
これは英単語の方がピンと来るでしょう。

「territory」(テリトリー)・・・分野・領域・領土・縄張り

よそのテリトリーには踏み込まないのが鉄則です。

好き嫌いを含めて自分が感じることは、自分の領分。
他人が感じることは他人の領分。

すなわち他人による私への評価は、放っておけということです。
私以外の人がどう感じるかは、その人のテリトリー内で起きることで
それを私がコントロールしようとすると、無理が生じます。

この仕組みを理解していれば

あれだけやってあげたのに、どういうつもりだ!
  や
こんなに頑張ったのに認めてくれない
  
怒りや落胆がナンセンスなことだとわかります。

結果として、相手の期待に添ったならいいけれど
期待に添うために、自分の行動を制限することは
バカバカしいことだということです。

これは家族間でも言えることです。

ようするに、自分の人生を生きるためには
他人の評価や承認を欲しても仕方がない。

結果的に嫌われたっていいじゃない。
他人の期待に添うために、認めてもらうために生きているんじゃない。

自ら欲しての行動であればOKですが
無理や我慢をして尽くすことは、美徳でもなんでもないようです。

なるほどね。 そういうことなんだね。


コメント
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