そうなんだ。

外国語で知ったこと。

玉   日本人名

2014-03-31 13:00:00 | 御朱印
玉の輿に乗る。

セレブ以外の家庭で育った女性なら、
「そうありたい」「それも悪くない」
と思った事があるはずです。

この『玉』、人の名前説があるのをご存知ですか?

江戸時代初期、社会的身分の低かった家庭の娘 “お玉”は
徳川3代将軍家光公の側室となり、男の子を産みます。
この男子が後の5代将軍綱吉公です。
将軍の生母となったお玉の法名は “桂昌院”。

この桂昌院の発願により1681年に創建された『護国寺』に
御朱印をもらいに行ってきました。
事前に “玉の輿” は、彼女の名前が由来だということを
知ったので、確認する気満々でした。

お坊さんから御朱印を頂く時に、この件を尋ねました。

坊 「そのように言われています。 この本堂の一番左の天井
  辺りに桂昌院が使っていた興があります。 玉の輿です。」

ここは笑うところなのか、迷いました。

先ほど七福神の像が奉られたていたその部屋も、お詣りしましたが
上を見上げなかったので、気が付きません。
再び確認しに行くと・・・古びた駕籠がありました。
300年前は綺麗だったのでしょうけれど。

これが、玉の輿ですかぁ。

八百屋の娘だったと言われている “お玉” が、家光公の側室
そして将軍の生母となり、江戸城大奥からこの輿に乗って護国寺にも
お詣りに来たとのことです。

なるほど、シンデレラストーリー。 
その時代の町娘は、自分もお玉のように輿に乗る身分になりたい
と思ったでしょう。
そう思うと、玉の輿に乗るという表現が生まれたという説も
まんざら嘘ではなさそうです。



追記:御朱印をクリックで写真がご覧頂けます。




コメント (4)
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