そうなんだ。

外国語で知ったこと。

手話   英語

2013-03-01 13:00:00 | 日記
ジーン・アウル著『大地の子エイラ』シリーズを長期間に渡って
読み終えたのは、何年も前の事です。
早く先が知りたくて、風景や情景描写が延々と続く箇所は飛ばして
読んだ記憶があります。

時代は太古のヨーロッパ。 現代ヨーロッパ人の直接の祖先と
言われている “クロマニヨン人”の5歳の少女エイラが
大地震で家族を失い、行き倒れているところを、旧人類と言われて
いた “ネアンデルタール人”の一族に拾われます。

世界史の授業を思い出します。

ネアンデルタール人は眉毛の上のおでこの部分が無く、平らな
頭で、身体つきは腕・脚が猿の様に湾曲し、前かがみの姿勢。
言語能力はほとんどありません。 
外見恐いですが、イメージ出来ました?
このネアンデルタール人は小説の中では、生きて行く上での必要な
知恵を、潜在的記憶として生まれ持っていて、必要に応じて先祖から
蓄積された知恵を「思い出す」という能力で生活を送っています。

一方クロマニヨン人のエイラは、現代人をイメージして下さい。

美人のエイラも、旧人類から見れば脚がガニ股では無いので醜い容姿。 
幼少時は学習しないと物事を知らないので、頭も悪いと見なされます。
以前は言葉による会話で育ったエイラ、話さない旧人達の
欲することがわかりませんし、意思疎通ができません。 
ある時、皆が意思疎通に、手をひらひらさせているのに気が付きます。

ネアンデルタール人は喉の構造上、分節言語を発声する能力が
低かったと言われています。 しかし、脳の大きさから現生人類と
比較しても遜色ない知能を有していた可能性があるとも、言われています。
コミュニケーションの手段として、実際に手話を使っていたのかも
しれませんね。

エイラは成長すると、この部族を逃げ出し、旅に出ます。
外の世界で、自分と同種のクロマニヨン人と出会うのですが、
部族ごとに言語が違うので苦労します。
逆に、ネアンデルタール人は部族が違っても、合図の違いは
あるものの、手話を会得したエイラは意思疎通ができるのです。

英語で手話は
「sign language」(サイン ラングエッジ)・・・手話

高校時代の友人“わんこ”は、 手話の勉強をしていて
通訳養成講座の試験に挑戦するべく、こつこつ勉強中です。

韓国手話・台湾手話・日本手話は、単語において60%ほど共通
しているという報告があるんですって!

NHKテレビ講座で韓国語と中国語を“観るだけ勉強”している
私より、“わんこ” の日本手話の方がおそらく通じるでしょう。







コメント (6)
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