故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

良い影響

2015-09-25 02:51:04 | よもやま話
   あの電柱がなければ、でもね。

   
夜空に突然、バラバラと音がして、光が瞬きました。
遠くに花火が見えました。しばらく無心で眺めていました。

電柱の陰で、全容は見えませんでした。
でも花火が見えたから良しとしました。

今日のテーマは「良い影響」です。
影響とは何でしょう。
書経では、「影は形に従い、響が音に応ずる」ことから、
他に作用が及んで、反応・変化があらわれること。
と広辞苑に出ていました。

あの人のような男になりたいと、先輩の影を追ってきました。
つまり先輩が実在する形であり、影がまだ見ぬ私の理想像だったのです。
先輩が発する言葉(音)が、私の中の心の響きとなっていたのでしょう。

私は、先輩から小説の主人公からいっぱい影響を受けました。
学生時代には、気に入った先輩にお願いして、
先輩が卒業されるまで学生寮の同室に住まわしていただいたことがありました。
先輩が発せられる言葉を、先輩が寝られたあと語録として書きとめていました。
それほど心酔していたのです。
私が結婚する時に、会計係をお願いしました。
事前の打ち合わせに先輩の奥様も同席されました。
語録を取っていたんですよ。と話すと奥様は、微笑されていました。
微笑の意味がわかる歳になりました。

良い影響は、糧にならなくても構わないのです。
いつしか思い出す時も来ますから。
悪い影響は、取り返しのつかないことに発展する場合もあります。
人生を誤ることにもなるのです。強要(威嚇)されるからです。

尊敬できる人と一緒になる必要はありません。
しかし、その人といると自分の中が温かくなり、
楽しくなる人とは一緒になったほうが良いでしょう。
きっと、相手の方も同じ気持ちでしょう。
また、頑張ろうかなと思ってくれるかもしれません。

押し付けるのは駄目です。
相手に反応・変化があらわれることが大事なのです。

良い影響は、人生の基本です。
落ち込んでいるとき、いつも笑わせてくれる人は貴重です。

あなたの会社に、あの人のようになりたいと思わせてくれる先輩がいますか。
いっぱいいると良いですね。あなたの会社は素晴らしい会社です。

雨の日に そっと傘だし 虫歯見え

2015年9月25日

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特別扱い

2015-09-24 05:09:31 | よもやま話
   ぬるぬるでつぶつぶの唐柿


  
先輩に唐柿を食べていただきたいな。
きっと、血圧も下がるだろうに。
電話したところ、元気な声でした。
覚悟し、納得したのでしょう。
病気と立ち向かう姿勢ができていました。
切り替えが早い先輩です。

冒頭の絵は、妻が大好きな唐柿です。
私は、まだ青い粒粒のしっかりしたものが好きです。
小さい頃は、唐柿の葉の裏のかさかさで、細かい土を集めていました。
それで、茶碗一杯のご飯を姉が作ってくれました。ままごとのご飯です。
唐柿を食べると、口の周りが裂けるのです。きっと唐柿の乳が強かったのでしょう。

今日のテーマは、「特別扱い」です。

買い物に行くと、元気な八百屋のおばさんがこれでも食べて元気出しなさいと、
売れ残ったキャベツをくれました。
新聞紙に包んで大事に持ち帰ったキャベツで、2日間は野菜炒をしてしのげました。

目に入れても痛くないは、孫の可愛さを爺婆が表現したものです。
可愛くて仕方がないのです。何をやってもイメージが膨らむのです。
孫より子供がよっぽど可愛いと思ったものですが、この頃少し変わってきました。
小さい子どものイメージゲームは傍で見ていても、ほうと感心させられます。
それほど新鮮なのです。

あなたは、パートナーが特別扱いしてくれますか。
食事の前のお父さんだけの特別なおつまみが出ます。
ねばねば料理が出た日は、奥さんのおねだりの日です。
見事答えたお父さんの弁当のおかずに、ハートマークのケチャップがかかっています。
たいてい(広島弁ですね)、蓋で潰れてハートはべちゃっとした赤色になるのです。

特別扱い。
もう床の間に飾っておきたいほど、彼女のことが好きなのです。
なんにもしなくて良いのです。存在そのものがすべてなのです。
こんな時があったのです。
手を繋ぎ、腕を組み、身体が浮くようなあの感覚です。

あなたは、特別なのです。
天秤に載せて、地球と同じ重さなのです。
そんな風に思ってもらっていますでしょうか。

そうですか。羨ましい。

今日は、早朝から市場に行かなくてはなりません。

こんこんと 湧き出す泉 君の顔

2015年9月24日

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励ます

2015-09-23 03:12:19 | よもやま話
    いつまでも、どこまでも美味しいぶどうです。


解りやすい先輩なのです。
ちょっとだけ、体調を崩されました。
元気がないのです。本人が一番驚いていることでしょう。

つい先日、ゴルフの途中で倒れた先輩の症状に似てなくもありません。
歳を重ねると、何かあるのです。
師匠を越えるまではと、ゴルフにいそしんでいます。
なんとしても元気になってもらわなければなりません。

今日のテーマは、「励ます」です。

励むのではありません。もうそんなことはできません。
奮い立たせるのでもありません。

落ち込んでいるときなど、何かと勇気づけることを書こうとしています。

落ち込んでいる人は、そんな自分が情けないのです。
今は、元気が出ません。そんな時は、周りができることは少ないのです。

まずは気分転換です。美味しいものを食べて、休むことです。
深い悩みは、そんなことではなかなか解決しません。
身体が不調な時は、そこばかりが気にかかるのです。

そこは不調かもしれません。でも他のところは今まで通り元気です。
そんなことが気づけるくらいなら落ち込みません。

緊急事態以外は、傷口に塩を摺り込むようなことをしてはいけません。
黙って聞くことです。相手が、元気が出るまでそばにいることです。
少し改善して、気分も落ち着くでしょう。
専門家(医者など)に相談することも良いでしょう。

自分がどうなっているか知ることが、まず一番にしなければならないことです。
落ち込んでいる人は、話すうちに自分の置かれている状態に気づいていきます。
焦らず待つことです。
冗談を言って笑わすことも良いでしょう。
一緒に涙を流すことも良いでしょう。

それからです。

何をどうしなければならないか。一緒に考えることです。
真剣に考えることです。仲間なんですから。

励ますのはそれからです。

励ますには、相手のことをよく知っていなければなりません。
どうすれば勇気が出てくるのか知っていなければなりません。
褒めるには、相手が一番褒められたいこと(喜ぶこと)を
知っていなければならないのです。
相手がまた元気を出すことが、最優先事項なのです。

あなたには、励ましてくれる人がいますか。
私にもいます。ありがたいことです。
昔も今もいます。大事にしなければね。

冒頭の絵は、ぶどうに見えましたでしょうか。
三枚目にしてやっと描きあがりました。
ぶどうを描きたかったのかな。と思ってくださってもそれで良いのです。
なんせ、「なんちゃって」の絵ですから。
まだまだ、描き続けます。

干しぶどう 励ましなでて さくらんぼ

2015年9月23日

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家族を尊重

2015-09-22 05:36:38 | よもやま話
   孫娘が大好きな二人の男です。


シルバーウイークも、もう後半です。
日曜日早朝、高速道路中央道下り線が混みあい、甲州街道も車でいっぱいでした。
街中も、家族連れでいっぱいでした。
長雨のあとの晴れの天気でもあり、外へと気持ちが向いたことでしょう。

今日のテーマは、「家族を尊重」です。

このテーマは、書きにくいものです。
家族こそ、社会性の出発点であり、最後にはもどる場所です。
子供も親もお互いに選べないのです。
逃げられない関係ゆえに、やっかいでもあります。

遠い親戚より近くの他人。
気の合う仲間と和気合いあいと過ごす。
しかし、体調が優れなくなると関係は途絶えがちになります。
家族は、そうはならないのです。

両親は、苦労して子供を育てます。
どこから、あのエネルギーは湧いてくるのでしょう。
疲れはて朽ちるように死んでいきます。
誰でも、平均7年間は誰か(家族、介護、病院)の世話になるのです。

結婚すると、家族が増えます。相手の家族です。
亡きかみさんの代わりに、義理の兄の後見人をしています。
毎週、川崎まで通っています。満4年が過ぎました。
でもそのほかの家族とは断絶状態です。
お互いに関わりたくないというのが本音でしょう。
体調がすぐれず、思うように身体が動かせないのです。
まだ元気なものが動かなくてはならないのです。
これがなかなかできないのです。

「家族を尊重する」の意味を考えています。
障害児の親は、だんだんと強くなると妻から教えてもらいました。
息子と娘は、毎週日曜日に長女夫婦の二人の子供の面倒を見ています。
もう2年になります。老犬ジンも彼らが支え続けています。
彼らの中にあるのは、私達がやらなければならないという
使命感のようなものだと思います。

一番身近な家族を尊重している。
義務感だけでは続かないのです。
尊い命と向き合っているのだと思います。

他人通しも、尊重しあわなければ関係は続きません。
妻を愛することは、妻を尊重しているからです。
妻のどうでも良いような話を真剣に聞けるのです。

家族を尊重するものこそ、尊重されるように思います。
お互い様なのです。

冒頭の絵は、孫娘と彼女の父とおじさん(私の息子)です。
三人共仲良しです。

家の駄馬 使うしかないと スイス人

2015年9月22日

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尽くす

2015-09-21 06:01:17 | よもやま話

  
自分なりに気に入っている絵です。静岡で見た大海原です。


酒が抜けません。

コーヒーを飲みながら、心を落ち着けています。

さあ、挑戦です。

今日の言葉は、「尽くす」です。
急に、コーヒーの味がほろ苦く感じます。

私は、かみさんに尽くしてきたでしょうか。
いっぱい反省があります。

「尽くす」を広辞苑で調べてみました。
つきるようにする。(なくする)
ある限りを出す。
きわめる。
終わるまで精いっぱいする。
他のもののために努力する。
・・・しきる。

私が書きたいのは、「他のもののために努力をする」の意味です。
これは難しいことです。自分が可愛いから出来るものではありません。

さらっとしたいものです。
尽くすのは、てれがあります。
愛する人のために、出来ることをすればよいのです。
それには、相手が何をして欲しいのか知ることから始まります。
そうすると、面倒なことになりそうです。

要は、尽くすのです。
何も考えないで、するのです。損も得もないような心境です。
心配から出ることもあるでしょう。気にかけているのです。
優しい気持ちです。

恩着せがましいのは駄目です。
飽くまで、控えめです。
何かが変化します。元々そうだったんじゃないかなと思ってもらうことです。
それは、病気であったり気が塞いだりすることがあったとしても、
尽くすことで気が変わるのです。何かを感じるのです。
そして、元の明るい人柄にもどるのです。心の奥底にしずくのように残るのです。

私は多くの女性に尽くしてもらいました。
すべての女性に恩返しが出来ないでいます。

出来る時、気づいた時にすれば良いのです。
その時の度量ですればよいのです。

充分書ききれたでしょうか。

尽くしても 尽くしきれない よその女性(ひと)

2015年9月21日

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