故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ミニマリストとマキシマリスト

2020-02-21 11:44:35 | よもやま話

久しぶりに、「永観堂」の地蔵に登場してもらいましょう。
先頭に旗振りがいて、あっちだこっちだとドタバタと走り去っていきました。
地蔵は、土ぼこりを立てるなよ。とむっとしているかしら。
それだって、雨が流してくれるから怒るなよ。
だから、「ウフフ」に「オホホ」です。


毎日ブログを書く。
身の回りの感動を綴りたいと挑戦しています。
必然性とユーモアを探しています。

これは、一種の苦行でありマゾ的行為かもしれない。
ブログを書かなければと、さいなまれる毎日のような気もする。
苦行とは、
・つらさに耐えて仕事をすること。
・ 仏語。激しく肉体を苦しめる行いによって精神を浄化し、悟りを得ようとする修行。
(goo国語辞典より)
もっと楽に生きられないかと、言葉だけ探してみました。

ミニマリズム(Minimalism)とは、
ミニマリズム(英: Minimalism)は、完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル(様式)
(goo国語辞典より)

生き方としては、どうなのか調べてみました。
最大限綱領派と訳される。社会主義陣営において要求のすべてを主張し,決して妥協しない一派をいう。いわゆる左派のこと。これに対し,実現可能なものだけを要求する一派すなわち右派をミニマリスト minimalist最小限綱領派と呼ぶ。
(ブリタニカ国際大百科事典より)

ミニマリストに賛成だが、マキシマリストのような生き方である。
ミニマリストの現代版として、断捨離という生き方が、推薦されている。
不必要になったものを捨てることです。
生涯を閉じる迄やっておきたいことの一つです。

さて、私の感想を述べます。
片づけ(整理)が下手な人は、頭の悪い人などと言われます。
そこで、いろんな人が開発した整理術なるものが唱えられ、
図書館の分類やデータの保存などに使われています。
整理術にこだわるばかりに、読んでみたい本は容易に探せるが、本との出会いは少なくなった。
偶然のチャンスを殺してしまった。

この地に来て、やったことは「死んだまんま」の荒れた家を片づけたこと。
放置された空き家の草刈や剪定をしたこと。
使われなくなった蔵カフェを再生し開店したこと。
少子高齢化、耕作放棄地を嘆き地域活性化を一生懸命やる仕事に就いた。

地域活性化に従事した3年が過ぎ、フリーになった4年が過ぎようとしています。
少子高齢化や耕作放棄地はいけないことなのと思うようになりました。
耕作放棄地は、不要になったから耕されないだけです。
空き家の剪定や草刈ができないから放置されているだけです。
いずれ、以前の山に帰り荒れ地になるだけのことです。

都会に住む空き家の持ち主も高齢になり、気になる故郷に帰れない。
近所から文句が出るも、そこまで行く車がない、草刈の道具がない。
草刈をシルバーに頼む手続きを知らない。そして頼む金がない。
住んでいる人だって、生きるので精いっぱいです。
たくさんの土地を相続したくなかった。

これらの人が、黙って私の行為を見ています。
私は、自分の好みで草刈をし剪定をし、暮らしやすいように片づけています。
耕作放棄地を無償で借り、カフェで出すお任せ料理のための野菜を作っています。
必要になったら、畑に採りに行くだけです。貯蔵用冷蔵庫も不要です。
それだけのことです。関係者の皆さんは、喜んでおられます。

何でも昔のようにはいかない。
かつて繁栄していた頃の幻想を追っても仕方がない。
駅の近くにスーパーができた。面白いように売れた。
高度成長に乗っかり、モータリゼーションが進み、誰もが郊外に一軒家を持った。
駅の近くは、寂れていった。スーパーだっていなくなったり倒産した。
郊外に進出したイオングループだけが生き残った。
そのイオンだって、スーパーの売り上げは伸びない。
Waonカードで顧客の購買データを取得し次の展開(ビッグデータ活用)に移っている。
インターネットの通販と不動産活用が今の主たる売上です。
変化に対応できる企業だけが生き残れる。
ちょっと読み違えれば、大きな進路ミスとなる。
安い労働力をあてにした中国依存が、今回(コロナウイルスの影響)のサプライチェーンの崩壊につながった。
何度も分析され、何度も試行錯誤されてきた経済です。
今成功しているからと言って、明日は分からない。

私のように、草刈が好きだ。野菜を育てるのが好きだと移住してくる人もいるでしょう。
好きだからと言って、作りすぎる野菜の捌き方を知らなければ次の展開はない。
野菜づくりは誰にもできるものじゃない。
地域で昔からやっている人のアドバイスが聞ける、コミュニケーション能力がなければならない。

ミニマリストもマキシマリストもその人の生き方の象徴であり、誰もが素敵と思う必要がない。
多種多様な生きかたがあってよい。ただ、その人たちに牛耳られる(忖度含め)と窮屈である。

もういい加減にしないと、ママに叱られる。迷惑をかける。
仕事に戻りましょう。

あっち向け 一回転したら 負けもなし

2020年2月21日
コメント
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