故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

一生懸命は、笑えるで

2020-02-01 07:45:44 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「ひ弱だった、いつしか強くなった」です。
種から苗に、風に吹かれても倒れぬ野菜です。
一生懸命が報われる日は来ない。
それでも、一生懸命です。
笑うしかないでしょう。


幼稚園の運動会に父兄が参加する。
我が子の前で、大勢の応援を受けながらお父さんが疾走する。
ひときわ息子の声が響く。
前に進むのは気持ちだけ。
ああーあ、言わんこっちゃない。
転んでしもうたがな。
打ち所が悪く、骨を折ってしまいました。
防衛大時代に得意だった匍匐前進を、走る前に見たばかりでした。

今日のタイトルは、「一生懸命は、笑えるで」です。
今しかない。
やりたい気持ちを抑えることができない。
かみさんに相談して3日目、会社に辞表を出してきました。
やんなはれと、かみさんは驚きながらも背中を押してくれました。
覚悟が足りませんでした。何をやっても「ええっ」ばかりの人生でした。
お前を美術館に連れて行ってやるでと東京に出ました。
次から次にできる子どもの世話で、
かみさんが、成長した子供と一緒に美術館に行ったのは、10年後でした。
苦労に苦労を重ねて、これから二人で何かやろうなと言ったきり、
かみさんを向こうへ行かせてしまった。

救ってくれたのは、6年前の同級会で再会した妻です。
ライバルに負けじと頑張った。もう一度心に灯を点けてくれた。
「おはよ」と東京のアパートに来た妻にも後はなかった。
ライバルがいたのか、いなかったのか知らない。

カフェを起業して、今年で4年目を迎える。
これまでの3年間、カフェからの給料はなかった。
協力隊としてカフェを始めたからであり、赤字だったから。
今年から年金生活です。
嬉しいことに、初給料をいただきました。
2万円です。何に使おうかな。
高給取りだった過去。
ほんまに、笑えるで。

いやいや、「一生懸命は、笑えるで」は始まったばかりです。

総入れ歯 いつまで噛んで 飲み込むか

2020年2月1日
コメント
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