故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

真っ白な原稿用紙

2020-02-19 05:09:25 | よもやま話

雪椿です。
やあどうしてる。
椿の花は、ポトリと落ちる。
それまでも、それからも生きると決める。


今日のタイトルは、「真っ白な原稿用紙」です。
絵手紙ならば、描く手順は決まっている。
自分がハッとする表情を選び、どこに感動したのか確かめ、その部位から描き始める。
線探し、色探しをしながら真っ白は埋まっていく。

原稿用紙は、自由気ままです。
それを抑えるためにタイトルを決める。
ひと手間加えて感動にするのが絵手紙ならば、
湧き出るアイデアを太陽の下にさらけ出すのが文章です。
タイトルからはみ出さないように掘り下げる。
どうしてそのタイトルを選んだのか、明らかにしていく。
今日のタイトルは、「真っ白な原稿用紙」です。
書くことは、心の羅針盤の方向を常に確認する作業です。
正しく生きているか、楽しんでいるか。

初恋は謎だらけです。
何に恋をしているのか分からぬ自分との葛藤です。
会話から始まり、手をつなぎ距離を縮めていく。
おどおどとワクワクのないまぜです。
白紙に墨汁の一滴。失恋が落ちていく。
墨汁は、生涯乾かぬものと覚悟する。

文章に責任を持つ。
思索を明らかにすることは、自分をさらけ出すことである。
脳の回路はハザードなしで、どこまでもOn状態です。
死ぬ回路があってはならぬと回復作業を繰り返す。
つまり、ブラッシュアップです。
言葉を選び、カードを変える決断をする。

目の前のもやもやが晴れる。
雨にかすむ島影に心やすらぐも、常に遠くを見たい欲望がある。
何が隠されているのか、五感を研ぎ澄まし選んだ言葉をピン止めする。
何故とこうだの単純作業を繰り返す。
真っ白な原稿用紙が埋まっていく。伝えきれずに枚数が増えていく。
いつしか自分ではない魔物が書いている。
そして、発見がある。
見えなかった社会の仕組みであり、自分の中の真実です。

真っ白な原稿用紙は、残酷です。
苦しいから楽しい。
できるかなと挑戦は続く。

鳥が舞う 追うから見えた ヒナの声

2020年2月19日
コメント
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