故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

幸せをつかむキーワード「笑わせる(Part2)」

2018-12-20 07:25:12 | よもやま話

「あなたに会いたい」というタイトルの絵です。
もう会えなくなった人が多くいます。
会えなくても、心の中で会うようにしています。


どうにもならないことを憂いて、朝を迎える。
気を取り直して、これからのことを考える。
ぬくぬくの延長戦の寝床から、まずは抜け出す。
パジャマじゃ過ごせないと、完全武装する。
コーヒーをすすり、やっと自分の時間に向き合える頃、妻が起きだし話しかけてくる。
腹が立つどころか、良く起きられたねと感心する。

今日のテーマは、幸せをつかむキーワード「笑わせる(Part2)」です。
作為的な笑いは存在しないと、思い続けています。
必然が醸し出す笑いこそ、身体の芯から温かくしてくれる。
ため息を一つ付くごとに、幸せが一つずつ逃げていく。

わが子の前で、お父さんの買い物競争が繰り広げられる。
ああ、転んじゃった。気持ちに足がついていかない。
人々は笑い、わが子も心配顔で笑っている。

向田邦子の作品で、
帰りの遅い娘を心配して、改札口で待つ父親が、いつしか履いていた下駄の上で居眠りする話を思い出す。
その父を「ちょこなんと座る」と表現していたように思う。
待つ、眠くなる、ベンチに座らず改札口を背にして下駄の上で寝てしまう父を見て、娘はどう思うのか。
娘が気づかなかったら、父は最終電車までそうしていたのだろうか。
こんな父を向田は、ペーソスいっぱいに「笑わせる人」として愛情たっぷりに表現している。

娘にとって女にとって、父も男も謎だらけです。
不器用なほど、愛情表現がへたくそです。
それって、つまり私が好きなことなのと確認したくなるほどです。
確認しないで、認識の襞に留めておく。
そんな風に、女は勲章のごとくあれこれとエピソードを貯め置くものです。
父の葬式の晩、母親の口からついて出る言葉こそ真実です。
そんなあんたが好きやった。

2018年12月20日

さて、2015年9月26日投稿記事「笑わせる」は、どう表現しているでしょう。
笑いの種はつきまじです。
普段から溜め込んでおくのです。
TPOに合わせて、出してみましょう。

それには、自分がおかしがらないといけません。
ユーモアは、困らないと出てこないのです。
ちょっとだけ、掘り下げるのです。
それが、人間力となるのです。

そこの若いお姉さん。
貴女の彼氏は笑わせてくれますか。
貴女のことを大事にしてくれますか。

腹よじり 笑う三段 服緩む
(抜粋)
「ユーモアは、困らないと出てこないのです。」
と書いています。
その通りです。
困るほど、相手のことを思うから出てくるのです。
ちぐはぐでも許してくれるのです。
頑張ろう。
(筆者)
コメント
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