アスファルト道路に生きる兄弟です。
口明けて笑はぬ花や女郎花。
ほつこんと笑うて 栗の落ちにけり
どちらも、俳諧新選にあるそうです。
十九の生娘は、箸が転んでもおかしいのである。
同じ歳のお女郎さんは、微笑むのが精一杯です。
人を笑わせるのは、難題中の難題です。
赤ん坊は、くすぐれば、高い高いをすれば笑ってくれました。
しかし、腹をよじるほど笑わせるのは、
次から次に面白い話を連発しなければなりません。
笑いとは面白くて、一発火が付けばもう止まらないのです。
一発芸は、なにか面白くて受けると、
次はあまり面白くなくてもおかしいのである。
寄席で前の人が受けると、後の人はやりにくいけど笑ってくれるのである。
普段からジョークを言うのは、世界共通です。
上品なユーモアでなくても良いのです。
つぼみが開くことを、「笑う」と広辞苑に出ていました。
笑いとは、かたい気持ちをほぐしてくれることです。
緊張する場面で、わざと転んで見せるとか。
とんちんかんなことを言ってみるとか。
その人らしさが顕われることが、ユーモアです。
だから笑いのエッセンスは、それぞれの人が持っています。
哀しい時に、一緒に悲しむことも重要です。
我慢がならなくて、おならの一発もかませることです。
腹が立っているひとに、どういっても納まりません。
ちょっとだけ、方向を変えてあげるかじ取りをするのです。
その人のこと、小説に書いたらと。
そしたらもっとやれと、おもしろがって、腹がたたなくなるかもよとか。
金持ちや男前が羨ましいかい。
若い現場社員に聞きました。
お前たちは、貧乏故に車に乗れないし、
日曜日も現場で身体を動かさなければならない。
男前じゃないから、努力奮闘しないと好きな彼女は落とせない。
車に乗り、美味しいものを食べていたら、
足腰は弱るし、果ては糖尿病になるかもしれないよ。
女の人に付きまとわれて、いっぱい泣かすことになるかもよ。
想像すらできない若い社員達は、
なんとなく元気になってまた働くのです。
笑いの種はつきまじです。
普段から溜め込んでおくのです。
TPOに合わせて、出してみましょう。
それには、自分がおかしがらないといけません。
ユーモアは、困らないと出てこないのです。
ちょっとだけ、掘り下げるのです。
それが、人間力となるのです。
そこの若いお姉さん。
貴女の彼氏は笑わせてくれますか。
貴女のことを大事にしてくれますか。
腹よじり 笑う三段 服緩む
2015年9月26日
(中学生の時)
英語の時間の最初に、小問題テストがありました。
手持ち無沙汰の先生は、
花が挿していない小さな花瓶になにげなく指を入れました。
5分の小テストが、10分経っても終わりません。
先生は、真っ赤になり机の下で花瓶と奮闘していました。
生徒が気づきくすくすとなりました。
後はどうなったのか覚えていません。
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