
弟分が、兄貴分に呼びかけています。
あんさん、なんや。
兄貴分は少々冷たい反応です。
出ぬ答えを求められてもな。
今日のテーマは、「限られたできること」です。
カフェでは、火曜、水曜と2日間の定休日を採用しています。
火曜日は、朝早くから妻と一緒に1ラウンド周りました。
久しぶりに、晴れ間の下やるゴルフは楽しかった。
すぐさま、特別に入った夜の予約客へ出す食材の調達。
少し休んで、料理の仕込み。
終って、帰ってきたら夜の10時でした。
水曜日は、一週間をめどの食材の買い出し。
翌日の木曜日は、朝早くからパン教室、昼の予約、夜の予約と続きます。
そのための仕込みとなりました。
帰ってきたのは、夜8時でした。
結果、定休日に8時間ずつ働くことになった。
食べ物屋さんの休みは、案外ないようなものと聞きます。
単に、店が開いてないだけのことのようです。
自営業や、サラリーマンで、畑を持っておられる方は、早朝5時頃から草刈りに出かけられます。
タンク一杯の燃料が空になったら、帰って朝食です。そして、本業です。
そうしないと、毎日必要な野菜の世話ができないからです。
私はというと、カフェにお客さんがいない時になります。
お客さんが来られないのは痛手なのですが、嬉しい時もあるのです。
草刈りや、野菜の世話ができるからです。
日本中のどこでもそうですが、兼業農家の普通の生活です。
一日を有効活用する。
都会と違って、通勤時間が極端に少ないからできるのです。
そして、夜には集まって一杯やる。
田舎の家計簿で、一番の出費は交際費です。
東京の中野や新橋で、腹いっぱい食べてここまでにしようと飲んで、一人3000円です。
ところが、田舎ではそうはいかない。
残念ながら、4-5000円/人が相場です。
それに代行が足されます。容易ではないのです。
カフェでは、3000円/人を目指しています。
年間250日開店し、平均5人/日では赤字です。倍の10人/日でとんとんです。
都会では、20人/日の来店客があるでしょう。
だから、田舎は高くなってしまうのでしょう。薄利多売とはいかないからです。
家族で運営する田舎の食べ物屋さんは、週に2日も休めないのです。
若者が離れる理由です。
都会と田舎、どちらが良いとも言えない。
人それぞれの理由があって決めることです。
それぞれの場所で、「限られたできること」をやっています。
都会では兼業は簡単ではないが、田舎ではできてしまう。
バランスがとれているのです。
どちらも、「いいとこどり」とはいきません。
蛍どん どっちの水が 甘かった
2018年5月24日