故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

限られたできること

2018-05-24 06:57:07 | プロジェクトエンジニアー

弟分が、兄貴分に呼びかけています。
あんさん、なんや。
兄貴分は少々冷たい反応です。
出ぬ答えを求められてもな。


今日のテーマは、「限られたできること」です。
カフェでは、火曜、水曜と2日間の定休日を採用しています。
火曜日は、朝早くから妻と一緒に1ラウンド周りました。
久しぶりに、晴れ間の下やるゴルフは楽しかった。
すぐさま、特別に入った夜の予約客へ出す食材の調達。
少し休んで、料理の仕込み。
終って、帰ってきたら夜の10時でした。

水曜日は、一週間をめどの食材の買い出し。
翌日の木曜日は、朝早くからパン教室、昼の予約、夜の予約と続きます。
そのための仕込みとなりました。
帰ってきたのは、夜8時でした。

結果、定休日に8時間ずつ働くことになった。
食べ物屋さんの休みは、案外ないようなものと聞きます。
単に、店が開いてないだけのことのようです。

自営業や、サラリーマンで、畑を持っておられる方は、早朝5時頃から草刈りに出かけられます。
タンク一杯の燃料が空になったら、帰って朝食です。そして、本業です。
そうしないと、毎日必要な野菜の世話ができないからです。
私はというと、カフェにお客さんがいない時になります。
お客さんが来られないのは痛手なのですが、嬉しい時もあるのです。
草刈りや、野菜の世話ができるからです。

日本中のどこでもそうですが、兼業農家の普通の生活です。
一日を有効活用する。
都会と違って、通勤時間が極端に少ないからできるのです。
そして、夜には集まって一杯やる。
田舎の家計簿で、一番の出費は交際費です。

東京の中野や新橋で、腹いっぱい食べてここまでにしようと飲んで、一人3000円です。
ところが、田舎ではそうはいかない。
残念ながら、4-5000円/人が相場です。
それに代行が足されます。容易ではないのです。
カフェでは、3000円/人を目指しています。
年間250日開店し、平均5人/日では赤字です。倍の10人/日でとんとんです。
都会では、20人/日の来店客があるでしょう。
だから、田舎は高くなってしまうのでしょう。薄利多売とはいかないからです。
家族で運営する田舎の食べ物屋さんは、週に2日も休めないのです。
若者が離れる理由です。

都会と田舎、どちらが良いとも言えない。
人それぞれの理由があって決めることです。
それぞれの場所で、「限られたできること」をやっています。

都会では兼業は簡単ではないが、田舎ではできてしまう。
バランスがとれているのです。
どちらも、「いいとこどり」とはいきません。

蛍どん どっちの水が 甘かった

2018年5月24日
コメント
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