故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

旅行の目的

2018-05-26 09:41:14 | よもやま話

絵のタイトルは、阿吽。
さじ加減が大事な阿吽の呼吸です。
よく見て一瞬の判断です。
旅の目的はそれぞれです。
阿吽に似合う顔立ちにしました。


今日のタイトルは、「旅行の目的」です。
この頃、やっと二人旅をするようになりました。
目的となると、あの人にもこの人にもと、普段会えない人を訪ねる旅になります。
かつては、家族と田舎を訪ねる旅でした。
旅の醍醐味は、旅の途中の出合いであり、一緒に旅するものの絆を深めることです。
そうであるはずが、出発地と目的地をつなぐ、いわば点と点をつなぐ旅になりがちです。
途中の景色を楽しめない時間との競争旅です。

かつて企業戦士の頃、年間100日は出張でした。
営業で会社を訪ねたり、現場で工場を造ったりと効率だけを重視していました。

ある時、スイス人の上司から、ドイツから出張でくる人のスケジュールについてアドバイスがありました。
午前中は、会社を訪問、午後は景勝地を訪ねる。
一日は、訪問した会社で営業、翌日は日本を知ってもらう旅と組み合わせたらどうだろうと。
ドイツ人は大いに旅を満喫されました。
結果、日本に来ることが楽しくなったようです。
私がドイツに出張した時も、そのドイツ人は休日を挟んだスケジュールを作ってくれました。
家庭に呼んでくれて、食事を一緒にしたり、彼の友人を紹介してくれました。
それからというもの、外国から出張する人のスケジュールは休日を挟むようにしました。
一緒に山登りしたり、居酒屋で飲んだりしました。
時には、ストリップ劇場に行き、夜の酒場に繰り出しカラオケをしました。
アサヒビールの本社を訪ねたら、浅草の仲見世にある浮世絵店や合羽橋の包丁の店に案内しました。
大いに興味を示し、ほとんどの人が日本の文化・文明をお土産にされました。
行き過ぎると、案内する日本人にもよりますが、夜だけを楽しみに日本に来る人もいました。
どこにもバーカはいるもので、どこでもそれをやるもんだから、いずれ奥様に離婚されました。

6月には、妻と二人で旅をします。
ひょっとしたら、先輩も混ざるかもしれません。
今回も友人に会う予定です。大学時代の友人です。実に40年ぶりとなります。
判ってきたことは、永い時をもどる懐かしい話より、今の話になるようです。
病気との苦闘であり、家族の話であったり、地域の面白いエピソードになります。
一緒にゴルフに行くことにしました。楽しみです。

点と点の移動から、線になり面になる旅ができるようになりました。
これは、経験からそうなったのか、時間にゆとりが出てきたからそうなったのか判りません。
私は、訪ねた土地の今の生きざまに興味があり、妻はその土地の歴史に興味があります。
時間軸も深くなりそうです。

仕事を忘れるリフレッシュの旅です。

峠道 別れの杉と 誰が知る

2018年5月26日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする