相次いで、海外から連絡がありました。
モザンビークにいる先輩は鉄格子の中で暮らしているとありました。
安全のため、窓には鉄格子をしているらしいのですが、
逆に何か悪いことをしたかなと錯覚に陥るとのこと。
日本からの援助で、病院か学校を建設しています。
先輩は、建築家です。
友人は、パプアニューギニアから帰ったばかりでした。
陸稲の生育指導と精米までの指導が仕事とのことでした。
こちらも日本からの援助です。
友人の仕事は、プロジェクトエンジニアーです。
稲は穂摘みで収穫されるとのことでした。
実に30年ぶりの懐かしい声でした。年間10ケ月海外で過ごすとのこと。
出かけてなんぼと言ってました。
ユーモアのセンスは昔と同じでした。
カレンダーを海外の友人に送るのを、ここ5年間続けていました。
いつも年が開けてから、友人宅に届くカレンダーです。
浮世絵や日本の風景が主たるモチーフのカレンダーです。
毎年、一番良い場所を送られてくるカレンダーのために空けてくれてます。
いつもはらはらされていることでしょう。
妻に買って来て、送るように依頼しました。
いつものことで、申し訳ない。頼まれる人にも、受け取る人にも。
海外帰りの先輩の奥様は、ゾーリンゲン製の包丁セットを
今でも大事に使われていました。
海外へ行くときは、また世話になった友人には
3枚刃(中が鋼、両脇が軟鋼)の日本包丁を持っていきます。
砥石も併せて持参します。研ぐのは友人の仕事です。
だんだん狭くなる世界です。国際感覚が求められる時代になりました。
争いも絶えません。仲良くなる術も学んでいます。
文化は確実に進化しています。技術に負けない位です。
友人との付き合いの中で、私はそれを実感しています。
2014年12月30日