1980年代後半にアニメーションで製作された「機動警察パトレイバー」がなんと実写版でリニューアルされた。「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」というタイトルで。それも当初のアニメーションのリリースと同様に30分前後のエピソードを連作リリースしている。
アニメーションから連続した世界で、すでにレイバーそのものが衰退しているというシニカルな設定。登場人物はアニメーションの第1世代に対して第3世代となりながら、各キャラクターはアニメーション作品のものをなぞっていて、別人ではあるがキャラクターはほぼ一緒、でも実写版では役者が演じるわけでアニメキャラそのままの再現をイメージされないようにとも取れる。
とはいえ、主人公たる泉野 明役の真野恵里菜、塩原 佑馬役の福士 誠治などはアニメの泉 野明、篠原 遊馬のイメージにかなり近く、ほとんど違和感なく実写版の世界に入っていけた。
疎まれた正義の味方。いざというときがなかなか訪れない待機だけの日々。アニメ時代となんら変わらない特車2課がエピソード0、エピソード1では描かれている。第1小隊がなくなっているだけ環境は苛酷になっているが。
今はまだエピソードや演出については今後の連作を見て記したい。それからなんといっても整備班班長シバシゲオ役の千葉 繁さん!!年齢を重ねても芸風は変わらずマシンガントークは健在だ。そして「地獄の番犬ケルベロス」でガンアクションが印象的な藤木 義勝さんがその巨体で整備班のサブリーダーを好演しているのが嬉しかった。
レンタルですが、どんどん観ますよ、パトレイバー。うなれ押井節!!