Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

川栄李奈 入山杏奈 / AKB48

2015-08-02 21:32:09 | Weblog

今日、「AKB48 真夏の単独コンサート」で川栄李奈さん、倉持明日香さんの卒業セレモニーが行われた。お二人とも、8月4日と8月17日に劇場での最終公演を残しているが、コンサート公演としては本日が最後となった。

 

昨年6月の握手会傷害事件で、川栄李奈さんと今日、その川栄さんを見送った入山杏奈さんが腕や頭部、又、その心に深い傷を負い、川栄さんはその事件によるPTSDらしい症状で握手会に臨めなくなってしまった。40枚目シングルの選抜を辞退した入山さんもおそらく同様の後遺症があるのだろう。そして、川栄さんはいつ何が起きるか分からないなら、好きな道に進もう、という心持ちでAKB48の卒業を決め、そして今日の日を迎えた。

 

はじめてめちゃイケのBKA(バカ)センター選抜スペシャルで知って以来、川栄さんのおバカキャラクターはどんどん浸透し、AKB48SHOWでの横山由衣と抜群のコンビネーションを見せたコント、ラジオでの反射神経的トーク力とますます進化していっただけに、AKBからの卒業はファンとして正直早すぎると感じている。何しろめちゃイケは録画してあって今でも笑わせてもらっているし、オールナイトニッポンでの横山+柏木、または横山+ぱるるでのトリオも爆笑ものでリピートして聴いているほどだ。

 

しかし、あの事件で被害を受けながら、総選挙のステージに上って見せた強さは、おバカキャラに隠された凛とした美しさで川栄さんの川栄さんらしい部分であったと思う。そして役者として、TBSドラマ「ごめんね青春」や「マジスカ学園4」での演技も川栄さんらしい強さを秘めたうまさ(変な表現だが)を感じた。きっと本人にもその手ごたえがあったのだろう。女優としてやっていきたいという決心は自然なことなのかもしれない。

 

川栄さんなら、おそらくヒロインだけでなく、アクションでもコメディでもやっていけそうな「幅」を持っていると思う。約5年間のAKBの経験はすべてが役者への蓄積になっているであろうし、傷つけられたものの気持ちを知っているという強みが、その幅をもっとひろげていくように思う。握手会には立てなくなったとしても、役者としての大きな可能性を手に入れたのだ。

 

そして、同じめちゃイケで秀才キャラとして認知されたのが入山杏奈さんだ。劇場公演やコンサートには復帰しているが、握手会には不参加が続いている模様で、それゆえ40枚目の「GreenFlash」の選抜を辞退したらしい。おそらく彼女の元にも、川栄さんにあったような握手会不参加に対する誹謗中傷が寄せられているかもしれない。それでも彼女はAKBであることをまだ止めていない。これまでテレビやコンサート、劇場でのパフォーマンスではずっと怪我を負った右手にサポーターや手袋をつけてきたが、このコンサートの中ではじめて外してパフォーマンスをしていることが報道された。怪我の回復とたぶん川栄さんへのエールとして「自分は大丈夫」というサインを出したのかもしれない。

 

入山さんは秀才ながら、高校卒業後は進学せずAKBの活動に専念している。以前何かのインタビューだったか、大学に行く代わりに4年間AKBで頑張るようなことを親御さんに話したような記事があったと記憶している。AKB以後どのような道に進むかはまだ分からないが、彼女は自分の決めた期限の中では、変わらずAKBとしてやっていく決意をもっているように思える。昨年放送されたテレビ朝日系のドラマ「黒服物語」では柏木由紀とともにレギュラーを務めたし、彼女も役者の道を模索しているかもしれない。それでも敢えて川栄さんとは違う選択をした彼女も、新たな強さと可能性を身につけているかもしれない。今年のリクエストアワーだったか、アルバムタイトル曲「ここがロドスだ!ここで跳べ!」でセンターを務め、しっかりしたパフォーマンスも見せている。彼女がAKB48で在り続けるという道を選んだこと、それも強さだと思うのだ。

 

まだまだ若い本人たちにとって、それぞれの選択は本当に辛い側面もあったはずで、傍観しているだけのファンであるいい大人が考えられないくらい、厳しいものだったと思う。そんなストーリーを垣間見るたびにしっかりしろと激励されているように感じるのだ。

 

Twitterを検索していたら、なんと川栄さんの卒業後の舞台情報が早くも発表されていた。ちゃんと見ている人は見ている。そう感じられることが本当に嬉しい。頑張れ、川栄さん、入山さん!!

 

 


最新の画像もっと見る