ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

今月の「出産の振り返り」の会で思ったこと

2015-12-25 23:49:16 | グリーフサポート

今年度、杉並区社協からの助成をいただいてるグリーフサポートの会には、3種類の集まりがあります。

「こころのケア講座」人間関係の傷つきについての講座です。

「出産の振り返り」妊娠出産子育てという流れで、傷ついたことやモヤモヤを見方をかえるということをしてみます。

「ポコズカフェ」流産死産新生児死亡の経験を持つ方の会です。

今月、今年度最後の出産の振り返りの会がありました。

グリーフサポートの会では、託児サポーターさんにお願いして、子どものことを気にしないで自分自身に向き合うということをします。

そういう時間は赤ちゃんが産まれてからほとんどない、という方もいらっしゃるかもしれません。

二階で子どもと離れての会、1階で託児です。

ときどき、赤ちゃんのなく声が聞こえたりして、お母さんは気になってるかな?と思うのですが、

気になるけれど、今はこちらに集中したいという方がほとんどです。

それくらい貴重な時間なんだと思います。

自分に起こったこと、辛い気持ち、自分の背景、安全な場で、ここだけの話として順番に話していきます。

そこに魔法をかけるみたいに見方を変えてみる、ということをして・・・

最後の締めくくりで「私にとって妊娠出産は●○●○です」という発表に・・・

今月の参加の方のお話を聞いていて、私自身も自分のこれまでを振り返って・・・

(私は参加者ではないので、お話はしませんよ。聞いたり、いろんなことの調整、外回りというか)

思ったのは・・・

自分にとっての妊娠出産は、「人生の道しるべ」だったなということです。

あの一人目の辛くて不安で悲しくて納得できないことだらけだった妊娠と出産がなかったら、

私は今の仕事をしてません。

つまり、私に今の仕事をくれたのは、人生を変えて仕事を変えたのは、自分の妊娠と出産だったなと思うのです。

お産は大事で、納得できる幸せなお産をみんなにしてもらいたいけれど、

たとえ、そうでなくっても、だからこそ得るものもあるということなのかな?と思います。

これが、MPCの二人のいう「見方をかえてみて」ということなんでしょうね。

終わったときのみなさんのすっきりな表情、とても素敵でした。

泣いてもいいんです。そういう場所だから。

来年度も、「出産の振り返り」やっていこうと思います。

今年もあとわずか・・・

素敵なクリスマスでしたか?

今日は、ひだまりクリニックを応援してくれている人たちとささやかな忘年会でした。

私は、この仕事がすきだけれど、自分だけではできないと思っています。

支えてくれている人、応援してくれている人がいてくれるから頑張れるんでしょうね。

よりよい場所に、お母さんたちを応援して元気になってもらえるように、

どんな仕事ができるでしょうか?

来年も手探りが続きます。

できてるんだろうか?と心配になることもあります。

傷つけてしまっている人はいないだろうか?ということも不安です。

落ち込みすぎずに、次に活かそうと切り替えながら、やっています。

スタッフも増えて、相談しながらやっていけるというのは、ありがたいことです。

来年は、お母さんたちの力も貸していただくのはどうかという話も出ました。

世代をつなげて循環していくような応援の環が拡がるような、そんな場になったら素敵だなとも思います。

ブログの更新も滞りがちですけれど、もう少し、よい発信もできたらいいなという気持ちもあって、

来年はそんなことを頑張ってみたいなと思っています

 

 

 


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