ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

9月25日と10月2日 「パートナーシップ講座」を二回します。

2013-08-30 21:57:12 | 次回のクラスは・・・

前回の鍼灸師さんによる赤ちゃんのスキンタッチ・ベビーマッサージ講座のときのように、

希望者が多いので、講師の高橋ライチさんにお願いして、もう一日追加して二回にすることにしました。

         

【もっと仲良く、幸せになりたいあなたのためのパートナーシップ講座】
子育てと家事に追われる日々の中で、頼れるはずのパートナーとケンカしちゃったり、距離ができたりしていませんか?
小さな子どもとの暮らしは、親子関係の基礎を作る時期でもありますが、夫婦の絆づくりの時期でもあります。
イライラしてしまう時、うまくいかない時、相手にぶつけるのでもなく、ママ友と愚痴を言い合うのでもなく、建設的なコミュニケーションを選ぶことができるのです!
男女の違い、イライラの仕組みを知って、これまでと違うパターンを試してみませんか?
家庭ごとに違うはずの「よりよいパートナーシップ」を考える2時間です。

■高橋ライチ■  コミュニケーション・カウンセラー
http://www.facebook.com/l/0AQFI65x6AQF8x69ht0c_1xXETpot04aZH2PaDzz7TUD2Uw/ameblo.jp/lychee-tangerine/
ブライト・コミュニケーション研究所/タンジェリン実践心理学スクール 代表
http://www.facebook.com/l/lAQFcyvteAQFbhfjnMMWlaqKjjDzA8aImyL_9k4rG0wnovA/www.tangerine-labo.com/
1969年新潟生まれ。親の離婚、自身の離婚、事実婚、再婚、など実体験から心理学、コミュニケーション、 パートナーシップについて研究し続けてきた。現在3人目のパートナーと、20歳・10歳娘との4人暮らし。
子育て中に立ち上げた女性のためのコミュニティ「こぶたラボ」は 設立10年、会員数600人を超える。コミュニティ運営の中で、 自身の問題解決のために学んだ心理学やカウンセリングが 多くの家庭でも役立つことを実感し、個人セッションや、コミュニケーション講座を提供。 2012年(株)タンジェリン・ラボを設立。 これまでの豊富な人生経験と、夫婦関係・恋愛の相談事例の引出しを駆使し 日常で実際に使える心理学とコミュニケーション法を伝えている。
「パートナーシップもコミュニケーションも、知らないからうまくいってない、ことがたくさん。
 運のせいでも性格のせいでもありません。知ること、そして選ぶこと。現実は変わります!」

          

時間がいつもと同じ、10時から12時です。

お昼をお持ちいただいて、午後からは計測・健診・予防接種などができるのもいつも通りです。

健診と予防接種は予約時一緒にお申込みをお願いします。

申込みは一か月前からいつものようにメールまたは電話で・・・

9月25日は定員いっぱいになりました。

10月2日の申込み、お待ちしています。

 


小児整形外科学会の「先天性股関節脱臼予防パンフレット」

2013-08-15 22:02:13 | 医療情報

日本小児整形外科学会のHPから見ることができます。

「先天性股関節脱臼予防パンフレット」

「股関節が固い」 と小児科医は表現しますが、赤ちゃんの股関節は本来とても軟らかく、

女の子の場合は特にM字開脚すると、ひざが布団につくくらいに開きます。

男の子はやや硬め。

ですが、左右差があることに、特に注目しています。

このパンフレットにある「こんな場合は要注意!」は5項目あって・・・

1 女の子

2 逆子(骨盤位)で生まれた

3 寒い時期(1月から3月)に生まれた

4 家族に股関節の悪い人がいる

5 向き癖がある

一か月健診で、「股関節が固い」とか、「左右差がある」という方はときどきいらっしゃいます。

三か月健診でしっかり見てもらってくださいねと言われ、

(なぜなら一か月健診は産院でがほとんどで、三か月健診は地域の保健センターが多いから)

経過観察になることが多いでしょう。

と同時に、どんな抱き方がいいか、どんなおむつの換え方当て方がいいか、

向き癖がある場合はどんな工夫ができるかをお話ししてもらっていると思います。

この注意を守っていると、実際に股関節の固さは改善することもあります。

パンフレットは写真も豊富でどんな抱き方がいいか、わかりやすいですね。

抱っこひもの注意もあります。

縦抱きで足を開く抱っこはよい、横抱きのスリングはよくないとはっきり書いてあります。

私も以前スリングが多かった時代はかなり股関節の問題のある人には聞いていたものでしたが、

今はスリングの方はほとんどいないようで、股関節の事を考えるとよかったなと思っています。

ただ、エルゴの場合も小さい赤ちゃんの場合のくるむためのインサートはベルトで固定式になっていて、

あれはちょっとどうかな・・・?制限されてないかな?と思うつけ方の人もいます。

開排制限にになってる、つまり、自由に動けない・股関節を開けないでいる、ということです。

ベルトもありますしね。

とにかく足はしっかり広げる!です。

そして、自由に動かせるようにする!です。

5項目の中に寒い時期の赤ちゃん、とあるのはおくるみでしっかりくるみ、

身体(足も当然一緒に)抱きかかえてしまうことが多いからだと思います。

足が当然動かしにくく、ひざが着くくらいのこともあります。

(当然開脚にはほどとおい)

だから、リスクになるのでしょう。

寒い時期でも、足を開く、自由にする、を心がけましょう。

さらに言うと・・・おむつを替えるときのことですが、

足をひっぱる(伸ばす)のはやめましょう。

股関節に負担になります。

かかとをおなかにつけるようにすると、股関節も開く上に寝返りする時期になっても動きを制限して換えやすいですよ。

おっぱいを飲ませるときも、股関節が固いと言われた方は特に注意したほうがいいと思います。

固い方が自分のおなか側にくると内側に股関節が向くことになりますね。

開排制限位を作っていることになります。

定頸前であっても、自分の太ももに座らせるような格好にして頭を支えて縦飲ませにすると股関節は開きやすいです。

クッションを使って支えてあげるとやりやすいです。

もし、縦飲ませしにくい、怖いということでしたら、せめて、開排制限のある足は自分のおなか側にしないように、

反対向きで飲ませたらいいと思います。

そして、なるべく抱っこは立ててあげること。

定頸前でも支えれば大丈夫ですから。

赤ちゃんは縦の抱っこが好きだということがわかると思います。

これは、真横に寝てると苦しいのだということでしょう。

おっぱいやミルクで満たされた胃が横隔膜を圧迫するからです。

また、吐きやすいので、気持ち悪くなりやすいからでしょう。

(吐きやすい子は少し上半身を挙げてあげましょう。)

一か月健診で固めと言われても、以上のようなことを気を付けて毎日すごしていれば改善してくることが多いと思います。

また、三か月健診ではしっかり診てもらって、これはという場合は専門医での紹介がスムーズにできるシステムになってますので、

とりあえず、日常生活での注意点を守ってみてくださいね。

股関節の問題を言われたら、具体的な抱き方おむつの注意などをしっかり聞きましょう。

実際に赤ちゃんがいて説明する方がわかりやすい~ですね~

心配があったら、健診の先生・かかりつけの先生にご相談ください。

 

 


9月25日 ひだまりクラスのスペシャルイベント「パートナーシップ講座」

2013-08-12 06:12:09 | 次回のクラスは・・・

お知らせしてた講座の内容です。

何時ものように10時から12時までです。

もちろん、お子様とご一緒に。

私は当日は見守り託児します~

講師の高橋ライチさんからのお知らせは以下の通りです!

 

【もっと仲良く、幸せになりたいあなたのためのパートナーシップ講座】
子育てと家事に追われる日々の中で、頼れるはずのパートナーとケンカしちゃったり、距離ができたりしていませんか?
小さな子どもとの暮らしは、親子関係の基礎を作る時期でもありますが、夫婦の絆づくりの時期でもあります。
イライラしてしまう時、うまくいかない時、相手にぶつけるのでもなく、ママ友と愚痴を言い合うのでもなく、建設的なコミュニケーションを選ぶことができるのです!
男女の違い、イライラの仕組みを知って、これまでと違うパターンを試してみませんか?
家庭ごとに違うはずの「よりよいパートナーシップ」を考える2時間です。

■高橋ライチ■  コミュニケーション・カウンセラー
http://www.facebook.com/l/0AQFI65x6AQF8x69ht0c_1xXETpot04aZH2PaDzz7TUD2Uw/ameblo.jp/lychee-tangerine/
ブライト・コミュニケーション研究所/タンジェリン実践心理学スクール 代表
http://www.facebook.com/l/lAQFcyvteAQFbhfjnMMWlaqKjjDzA8aImyL_9k4rG0wnovA/www.tangerine-labo.com/
1969年新潟生まれ。親の離婚、自身の離婚、事実婚、再婚、など実体験から心理学、コミュニケーション、 パートナーシップについて研究し続けてきた。現在3人目のパートナーと、20歳・10歳娘との4人暮らし。
子育て中に立ち上げた女性のためのコミュニティ「こぶたラボ」は 設立10年、会員数600人を超える。コミュニティ運営の中で、 自身の問題解決のために学んだ心理学やカウンセリングが 多くの家庭でも役立つことを実感し、個人セッションや、コミュニケーション講座を提供。 2012年(株)タンジェリン・ラボを設立。 これまでの豊富な人生経験と、夫婦関係・恋愛の相談事例の引出しを駆使し 日常で実際に使える心理学とコミュニケーション法を伝えている。
「パートナーシップもコミュニケーションも、知らないからうまくいってない、ことがたくさん。
 運のせいでも性格のせいでもありません。知ること、そして選ぶこと。現実は変わります!」

 

これは、おもしろそうですね~

関係性に不満があってもとりあえず頑張っていきたいなら、よりよい関係のために努力しないといけないわけで・・・

役立つことを「知る」から始めてはいかがでしょう?

要予約です。

参加費は1000円。

子育て応援券が使えます。

03-3315-0217

hidamarisalon☆ybb.ne.jp  ☆→@

いつものように、一か月前から予約開始です。

う~むと悩んでいる方に(いっぱいいそうですが・・・)お勧めです。

 

 

 


9月のひだまりクラスの予定、そして、土曜日オープンの日

2013-08-10 00:35:23 | クリニックからのお知らせ

9月2日・・・誰でも参加可能な普通のクラス。500円。

9日・・・小さい赤ちゃん、生後半年くらいまでのクラスハイハイしないくらいが目安。500円。

18日・・・この日は普通のクラスでなく、無料で見学会のようにします。

ただし、ひだまりタイムの後です。

ひだまりタイムは、堀ノ内児童館の11時からの出張ひだまりクラスです。

そのあとに和田商店街を一緒に歩いて帰り、ひだまりクリニックに移動。

そして、一緒にお昼を食べておしゃべりをするという企画。二回目です。

和田商店街でお昼を調達できます。

コンビニ・手作りパンやさん・お弁当屋さんがあります。

どんなところ?と興味のある方にはお勧めですよ。

25日・・・この日はスペシャルイベントを計画中です。

夫婦関係をよくするためのイベントです。

講師の先生とは、この日でと決定しました。

近日中に内容と先生をご紹介します。

スペシャルイベントは1000円です。

いずれのクラスも一か月前から予約できます。

参加費は、すべて子育て応援券使用可能です。

土曜日のオープン日は、7日と14日です。

成人のMR接種・MMR接種もできます。

ひだまりクラス・予防接種・健診、すべて予約をお願いします。

メールはhidamarisalon☆ybb.ne.jp   ☆→@

電話は03-3315-0217です。

 

 

 

 

 


朝日新聞の惜別から・・・佐々木静子先生・・・

2013-08-08 06:14:38 | 今までにであったさまざま

7月27日の朝日新聞夕刊の記事からです。

 

[あなたのうれしそうな笑い声は、どんな暗闇にも一条の光があることを思い出させてくれました]。

葬儀にカナダのカウンセラー、リンダ・ジンガロさんが寄せた言葉だ。

院長・理事長をつとめた東京都江戸川区のまつしま病院は、

「子宮と地球にやさしい病院」をうたう。

性暴力被害者らの診療に早くから取り組んだ。

昨年6月スタートした性暴力救援センター(SARC)・東京の代表でもある。

実はがん治療中だったが、今年1月に余命宣告されるまで伏せていた。

今年も元旦出番の職員のためにおせち料理を作ったという。

「看護師や助産師などのスタッフと対等に議論した医者」だと、まつしま病院の小竹久美子市長(56)は話す。

「あの事件で、私はようやく本物の産婦人科医になった」。

繰り返し語ったのは富士見産婦人科病院事件のこと。

必要な手術で多くの女性が子宮や卵巣を摘出された事件で、1980年に発覚した。

元患者らが病院側を訴えたが、勝訴確定まで23年。

その被害者同盟の医師団に加わり、カルテを読み解いた。

当時は勤務医。

手を引くよう忠告されたという。

けれども、産婦人科医療は誰のためか、涌きだした疑問は止まらない。

子宮筋腫や更年期障害について集会や雑誌で語るようになった。

「患者の側から見て、医者の自分に何ができるか考えていた」。

被害者同盟代表の小西熱子さん(61)はふり返る。

手術で一度は持ち直し、まつしま病院理事長室に泊まって働き、

「4月までSARCの相談者も診てくれていた」と平川和子SARC事務局長(66)が話す。

「最後までドクターでいたいと昔から言ってました」とおいの戸部隆宏さん(49)。

「すべてに気合が入った人でした」

(編集委員・河原理子)

 

先日病院の主催のお別れの会がありました。

その日、22年目の開院記念日でした。

開院記念日には、いつもいろいろな分野で活躍される方々の講演会がされていました。

佐々木先生の人生に触れることができ、改めてこの偉大な先生と、もっとお話ししたかったと思いました。

「暴力はゆるさない」

その強い意志に貫かれた人生に圧倒されました。

「すべてに気合の入った人」と身近にみてきた方は、自分の人生は大きな影響を受けたと会で最後に語ってくださいました。

まつしま病院のキャッチフレーズは「子宮と地球に優しい病院」。

「子宮」と「地球」・・・

韻をふんでいて、おもしろい発想だなぁと就職したばかりのころは思いました。

ゆだねることしかできない環境であると同時に、大切に守っていくという発想も大事なんですね。

そして、究極の個人的な環境であるのが子宮であり、究極の背景として大きな環境が地球です。

どちらも大事。

自分の周りの環境はもちろん大事。

大きな視野での環境も大事。

地球をよくしたい、よりよい未来を残していきたい。

それを両側からのアプローチで考えられていた人ではなかったかと思います。

ひたすら自分の情熱で突き進んだ先生の人生を見せていただいたお別れ会でした。

先生に亡くなる前にいただいたアドバイス、忘れません。

私がどん底にあったときに語ってくださった言葉も絶対に忘れません。

知ろうの会の話をしたとき、開業したとき、先生はいつも応援してくださいました。

「誰のための医療か」

先生の信念は、私がいつも思っていることとつながっていると感じます。

「納得の医療を受けてほしい」

「人を幸せにする医療をめざしたい」

「自然と医療は両立する」

そして、私の仕事の中でできることを先生の心を忘れないで頑張っていきたいと思います。

私の仕事は母親支援です。

子育て支援につながる母親支援。

まつしま病院での仕事の中で教わってきたことは、今の私の仕事で財産だと本当に感謝しています。

だから、大事にして、先生への感謝を持って、よりよい仕事をしていく。

それが先生へのご恩返しです。

佐々木先生、ありがとうございました。