ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

イクメンよりも大事なこと

2011-05-29 21:52:34 | クラス日記

よく降りますね~

昨日は、長女の小学校の運動会だったので当然延期。

今日は授業で月曜日が振替休日、火曜日が運動会になるよう。

仕事のない火曜日だったのでホッ

前回25日のひだまりクラスでのお話し・・・

もうすぐ二人目出産の彼女はいつも素敵なお母さん。

「子どもをかわいがれるかどうかは、だんなさんの支えによるところが大きいと思う」!

そう!そうなんだよ~~!

そして、私は思わずあまり出さない本音を出してしまった。

「私がこういう仕事をしたいのは支えられなかった恨みからなのよね~」と。

育児をしてきて失敗したなぁということもいっぱいあって、それはしょうがないとも思います。

その時の私で良いと思うことを一生懸命やったということだけは自信あるしね。

でも、もっと私の気持ちに寄り添ってくれていたら、もっと支えてくれてたら、と思います。

最近の言葉、子育てする家事を率先してやるパパをイクメンという。

そして、イクメン目指して先日の予防接種セミナーにも妊娠中のカップルが出席してた。

「僕がスケジュール(予防接種の)管理します!」とはりきってたとか。

イクメンはもちろんいいと思う。

手はいっぱいあった方がいい。

一人で黙々と赤ちゃんのお世話するよりもいい。

でも、ママがして欲しいことはなんなのかをじ~っくり考えても欲しいなと思います。

妊娠出産は「初めて」のことが多すぎる。

ママにしかできない苦痛を伴うことも。慣れない時期の授乳もなかなか辛いことがあります。

そこで、自分は何もできないから・・・となっっちゃうのでなくて、どう寄り添うと安心するのかうれしいのか、気持ちを支えるってどういうことなのか。

そういうことを、思いっきり考えて欲しいです。

奥さんに寄り添って気持ちを楽にしてあげられるのは、だんなさんだからこそできることがあり、だんなさんにしかできないこともあるだろうし、それができてこそ、よい育児環境が整ったといえるのではないかな?

陣痛のときは感受性がめちゃくちゃ鋭い時期だから、心無い言葉は一生忘れられないし、その逆だってあるのだ。

子どもをめちゃくちゃ可愛がるのに、その子を育ててる奥さんには厳しいお父さんもいます。

自分の母親像を妻に押し付けたりね。

声を大にして言いたい!!

子どもが可愛いなら、奥さんを大事にしなさい!奥さんを支えなさい!

そうすると、奥さんは子どもをより一層可愛がれるようになり、子どもも聞き分けよくなり、奥さんはきれいになる…と思う。

ときどき、子育て中の幸せオーラが母から出てる!って感じるときがありますよ、健診してて。

この人は幸せなんだなぁ、愛されてるんだなぁ・・・と。

もちろん、夫婦の絆って双方で作っていくものなので、二人の努力の賜物なんだとも思いますけど。

そういう家庭には産後うつは少ないと思うし、なったとしてもきっと治るのが早い。

そういうおうちで育った子どもは本当に幸せだろうなぁと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あっという間に25年!?

2011-05-21 21:09:23 | クラス日記

先週のある日。

突然友人が訪ねてきてくれました。

開院のお祝いといってマッサージクッションを持ってきてくれたんです

気持ちいいですね!ありがとう!!

娘ととりあってます

彼女は大学の同級生。

関西の大学なので同じ区内で開業とは本当にご縁があるとしかいえないのです。

もう開業して数年。

彼女だから患者さんからとても信頼されていると容易に想像できます。

糖尿病の専門医で予約診療を多くやっているクリニックということで。

父が糖尿病になったときは安心だわ~

私がなんちゃって開業なのよ~といって、ひだまりクラスをする場所でいろ~んな話をしました。

開院時間なのにひたすらおしゃべりできるところが「なんちゃって」ですな~

彼女は自分のクリニックで紹介のチラシを置くてみるから、とそれも欲しかったの、とありがたい~

(それなのにできてない~頑張ると書いてたのに。完成したら伺います)

初めて出会ってから25年以上・・・

お互い妻となり母となって、いろんなことがあって今があります。

つきない話であっという間に時間がすぎました。

25年以上も前の学生時代がリアルによみがえって・・・しみじみ・・・

ヒブワクチンが不足していたときに患者さんから依頼があって予防接種をするようになった話もしてくれました。

子どもの風邪など診てないけれど、予防接種のニーズはあるよ~とのこと。

そっか~

確かにワクチンうちにいって風邪もらってきては困るものね。

やっぱり、予防診療的なクリニックをするというには予防接種もしなければ!

先日も妹から「普通の外来の中に予防接種しにいくより予防接種だけいいところ捜してクリニック決めてないよ。皮膚科に行ったりしてるよ。」と言われた。

その後参加した「新米ママのための予防接種セミナー」で講師をされたKnow☆VPDの薗部先生や細部先生にも予防接種のことをアドバイスしていただいた。

単純な私はすっかりやる気になりました。

月曜日には保健所の予防課に行って手続きし始めます。

 


クラスでのお茶とお水

2011-05-13 21:19:43 | クリニックからのお知らせ

 今日は私がもう12年ほどもお仕事させていただいているまつしま病院の健診でした。

まつしま病院は江戸川区にある産婦人科病院です。

金曜日に健診の仕事をずっとしてきて、どんなに多くのことを赤ちゃんとお母さんから教えていただいてきたことか。

次男を自宅出産した半年後ご縁があってこれほど長く務めるとは思ってなかったです。

院長先生もお話しさせていただくと、パワフルですごい方だといつも思います。

この病院はワークシェアリングがとても進んでいて、院内の保育室にもとてもお世話になりましたし、そこで保育士さんに教わることも多かったです。

総武線のラッシュの中での2か月の赤ちゃん(今小学三年生)と通ったのも懐かしい育児の一コマ。

立って真横に誰かが立っていても授乳できるんですよね~

私の授乳武勇伝のワンシーンです。

抱っこひもと授乳服があれば、誰にも気づかれずに授乳できます。

泣き出す前に口に入れちゃうというだけのこと。

もぞもぞしだしたら、ハイハイっておっぱいを入れてあげる・・・しばらく吸ってたら寝てしまう、という感じでした。

歩きながらでもおっぱいしてたなぁ~

 

そこで、今日出会ったお母さんに一歳半の子どもに牛乳をどのくらい飲ませているかと聞いたところ、いつもは200くらい飲んでいるけれど、水道水の汚染事件以来、飲ませていないとのこと。

野菜も食べられなかったけれど、最近は少し気持ちが落ち着いたとのことでした。

それを聞いて、肯定する気持ちもなかったし、否定する気持ちもなかったです。

とても身近にも、食べるものがない!と嘆いている人がいました。

西日本の方に長く避難されている人もいます。

私は、このブログで以前「水道水も飲むし野菜も食べる」と言いきりましたが、それは私個人のことで、そうしましょうとかそうした方が望ましいとかの意図も、風評被害を減らすためにそうすべきという意図もまったくありません。

ただ、私は食べることに納得しているということです。

本当にいつも思っている「それぞれの納得が大事」であるということ。

育児についても、医療との付き合い方でも、仕事と育児の両立でも・・・。

今回の原発事故の波及にどう向き合うかということも、母親の覚悟と決断が必要なことであり、そこにはそれぞれの納得が大事で、だから、悩む人もいるだろうなと思います。

子どもが大事だからこそ悩むのですよね。

どんな決断もそれぞれの決断と尊重したいと思います。

ひだまりクラスで用意するお茶とお水はペットボトルのものにしようと思います。

一日も早く原発事故が収束しますように・・・。

心から祈っています。

どのお母さんにも安心して子育てできる環境になりますように。

 

 


5月のひだまりクラス

2011-05-08 02:22:33 | 次回のクラスは・・・

連休はいかがお過ごしでしたか?

私はのんびり、ほとんど近場で過ごしました。

ひさしぶりにパッチワークを始めてます。

冬用のマットの裏に夏仕様で・・・

久しぶりで苦闘。部屋はとっちらかってます

次回のひだまりクラスまでに完成するといいのですが・・・。

勢いだけ自慢できる作品です

今月は、11日と25日です。

クリニックも初めて、クラスと名前を改め、気持ちも新たに・・・と思っていたのですが。

参加希望の方がほとんどいらっしゃらなくて

近辺でお手伝いしているクラス(これはすごく盛況)でのアンケートでは、小児科医との座談会というのは、とても希望が多いので・・・

多分、告知力不足が大きな原因。

ブログももっと更新しなさいというアドバイザーからの意見も

チラシを持っていって近くの児童館に宣伝にいかないとかなぁ

そういうことがとっても苦手なんですけど・・・とりあえず頑張ります

いろいろな不安がいっぱいの現実ですし、私自身もわかるところとわからないところがある。

クラスで質問されても、歯切れに悪い返事になるかもしれません。

でも、親はその時々に自分で選択していかなくてはいかないし・・・。

子どもを守るために、子どもを幸せにするために、親は何をすべきなのでしょうか。

この状況に限らず、それぞれの個別な事情の中にもそういった悩みはありますね。

答えを決めるのでなく、一緒に考えたいと思います。